気温と湿度と馬の冷却効率 馬の熱中症予防指標

気温と湿度を入力
  

華氏換算値 68 ℉ 湿度+温度 = 118
冷却効率 良好

気温 (華氏°F) +
相対湿度 (%)
馬の冷却効率
130未満効率が良い
130 ~ 150効率低下
150 ~ 180大幅な効率低下
180以上この時ストレスにさらされると危機的状況になりうる

馬の熱中症の記事で紹介したミネソタ大学”Caring for horses in hot weather”のデータをもとに、気温と湿度のリスクを計算します。

馬の種類や環境・運動量によっても異なる点も理解した上でご利用ください。
 
環境的に輻射熱はあまりないと思いますが、人間の熱中症予防に用いられている「暑さ指数(WBGT)」では輻射熱も考慮されているのに対し、この指標では湿度と気温のみである点には注意してください。たとえば都市部であるニューヨーク市では、華氏90度(摂氏32度)以上での馬の使役は禁じられています。

 

 

摂氏気温と湿度と馬の冷却効率グラフ

こちらは湿度と温度の関係を摂氏変換したグラフ。湿度が横軸なので把握しにくいですが、上記の気温+湿度より計算した130ライン、150ライン、180ラインになる気温を摂氏で表示しています。グラフは右下がり。右に行くほど(湿度が高いほど)許容される気温が下がことが分かります。

端数処理の関係でグラフの傾きが一定でないように見えますが、傾き5/9の直線です。

130ラインである緑の線の下の領域が効率がよく、180ラインの上(グラフの領域外)は危険領域であることを意味します。

気温1℃に対して湿度は約2%にあたります(気温が1℃上がると指標は約2増える)。

相対湿度(いわゆる湿度)は飽和蒸気圧に対する気体の水分子の割合で、飽和蒸気圧は気温で決まります。水は気体と液体を行き来しており、湿度が低ければ液体から気体になる量が増えるため、蒸発量が増えます。蒸発する際の気化熱で周囲の熱を奪性質によって、汗で体温を下ています

逆に湿度が高いと気体から水への戻りが多くなるため、蒸発する速度が遅くなります。つまり気化熱の発生タイミングが遅くなる。

湿度が高いと汗をかいても水分の蒸発が遅いために熱を逃がしにくく、冷却効率が下がるという理屈です。

ダレた馬馬の熱中症 馬の汗 - 発汗で体温調節ができる稀有な性質

摂氏・湿度と冷却効率一覧表

グラフの元にしたデータです。

湿度180未満大幅低下150未満低下130未満良好
20715443
22705342
24695241
26685140
28675039
30664938
32644837
34634736
36624634
38614433
40604332
42594231
44584130
46574029
48563928
50543827
52533726
54523624
56513423
58503322
60493221
62483120
64473019
66462918
68442817
70432716
72422614
74412413
76402312
78392211
80382110
8237209
8436198
8634187
8833176
9032164
9231143
9430132
9629121
9828110
この手の馬に関する情報を個人レベルで出されるのは困る、はた迷惑だという人もいるかもしれません。

そういう理由も理解できますが、迷惑だと思われるなら信頼できる情報を誰にでもアクセスできる形で公表することをおすすめします。

参考 Caring for horses during hot weatherミネソタ大学公開講座 ダレた馬馬の熱中症 馬の汗 - 発汗で体温調節ができる稀有な性質

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