「タイキシャトル」と「ローズキングダム」たてがみ切り取り事件の犯人逮捕→起訴猶予

北海道の馬産地で起きた、有名馬たてがみ連続切り取り事件の犯人の女性とその夫が4月28日、不起訴処分となりました。
24日に書類送致されていたもので、切断されたのがたてがみの一部と被害が大きくないとの判断による起訴猶予です。

北海道ニュース

たてがみを切った本人のブログでは、自分で切っておきながら犯人に憤ってるふりをしていたり、捜査協力?をして偽装工作をしていたのですが…起訴しても有罪に持っていくのは難しいでしょう。

有罪にできる見込みがなければ不起訴が、99%の有罪率を誇る精密司法の正体ですから。


昨年2019年9月に北海道日高町の「ヴェルサイユファーム」で発生した「タイキシャトル」と「ローズキングダム」の2頭のたてがみ切り取り事件の犯人が、2020年3月27日に逮捕されたと報じられました。逮捕容疑は器物損壊。

ヴェルサイユファームもツイートで報告。

 

引退名馬のたてがみ切り取り事件では、ヴェルサイユファームで繋養されている2頭の他、日西牧場の「ビワハヤヒデ」、うらかわ優駿ビレッジAERUの「ウイニングチケット」も被害に遭っています。

発生時期が近かったことから同一犯の疑いもあったため、連続切り取り事件として報道されました。

ただし28日現在、今回逮捕された容疑者と残りの2つの事件とのかかわりは不明です。

たてがみは人の目の届かないところで切られたために「気が付いたら切られていた」という状態で、実際にいつ発生したかは分かっていませんでした(判明した時期からの推測のみ)。

同時期にメルカリでのたてがみ出品がいくつかあったものの、出品時期的にこの件とかかわりがあったかは不明。被疑者の容疑認否については警察は明らかにしていないとのこと。

捕まったということは、やはりオークションに出品していたのか。

たてがみ切り取りの余波

一般の人に公開されている名馬がターゲットになったことから競馬ファンによる犯行としてネットでの批判が大きく、メディアでも大きく取り上げられました。

たてがみ切り取り事件が発生したことからヴェルサイユファームは一時見学を中止。監視カメラを設置の上で再開しています。

ビタミンS・お兄ちゃんのチャンネルに出演された岩崎さんが、この件についても話しています。



ヴェルサイユファームは、引退馬繋養牧場「ヴェルサイユリゾートファーム」を運営しています。リゾートファームにいる一部の引退馬の支援を募るコミュニティ「ヴェルサイユリゾートクラブ」では、現在会員募集しています。興味があればこちらをチェック。

当時の報道

たてがみ切り取り事件発覚の時系列

発生と判明時期、報道時期にはずれがあります。

2019年9月15日
タイキシャトル、ローズキングダム

タイキシャトル」 ジャック・ル・マロワ賞 ’98

ローズキングダム」 ジャパンカップ ’10

日高町 ヴェルサイユファーム 15日判明、たてがみが実際に切られたのは9月13日の金曜日

2019年9月16日
ビワハヤヒデ