「がんばれ馬券」は競馬場またはWINSの自動販売機でのみ購入できます。即PATなどのオンライン投票では購入できません。
営業時間および発券時間が短縮されているため、有馬記念を含めた14時以降のレースの応援馬券を購入される方はご注意ください。
応援馬券、通称がんばれ馬券は、馬番号と馬名の上に「がんばれ」の文字が書かれている馬券です。印字されるのは馬名だけで騎手名は入りません。
馬券の種類としては単勝と複勝がセットになったもの。馬番号ごとに一枚発行されるため、複数の馬を買うと別々に発券されます。
単勝と複勝を別々に買ったのと同じ扱いなので、払戻率・オッズはそれぞれの馬券のものになります。単勝と複勝を1点ずつ買うことになるので、マークした金額の倍額が必要です。
記念馬券的に買えるので昔からありそうなものですが、応援馬券が導入されたのは2006年からと、意外と最近です。
応援馬券の買い方
応援馬券はIPATやスマッピーのようなネット投票やペーパーレス投票では購入できません。応援するなら競馬場やWINSで、ということなのでしょう。
応援馬券の購入には緑のマークカード(マークシート)を使います。式別(馬券の種類)の「単+複」をマークし、あとは単勝と同じく1点選びます。
単勝複勝を各1点購入するため、倍額が必要です(金額を100円にしても購入には200円が必要)。
JRAの「マークカードシミュレーター」で実際に確認できるので試してみるといいかと。上の画像もシミュレーターのものです。
単勝は1着になる馬を一頭当てる
複勝は3着までに入る馬を一頭当てる(8頭以上の場合。7頭以下のレースでは2着まで)
当たり馬券を換金するなら、コピーサービスで複製するか、スマホで撮影しておくのが吉。
「おうえん馬券」は好きな馬を応援して当たれば楽しいという人向けの馬券なので、回収率を考えることはあまりないとは思います。しかし単勝・複勝ともに控除率が20%なので、お金を賭ける側にはもっとも有利な馬券になっています。
公営競技では、賭けられたお金の総額を当たり馬券を持っている人に配当として分配します。ただし総額がそのまま分配されるわけではなく、運営費や税金として一定額が差し引かれています。この割合を控除率と言います(控除率について詳しくはこちら)。
JRAでは単勝・複勝はともに20%。それに対してその他の馬券は22.5%~30%となっており、より多く引かれています。例えば10人が1,000円ずつ賭けて当たったのが1人だった場合、賭け金総額の1万円が1人に渡されます。しかし単勝の場合は20%にあたる2,000円が引かれるため、当たった人が受け取れる額は8,000円ということになります。3連複だと25%なので、分配される額は7,500円。たったの5%ですが、単勝と3連複では500円の差が生じることになります。
分かりやすいだけでなく賭ける人にとって一番有利な馬券なので、馬券の種類が分からないけど楽しんでみたい人は、おうえん馬券がお手軽です。
JRAの馬券の種類