重勝単勝式馬券(じゅうしょうたんしきばけん)は、指定された複数のレースの一着の馬を選ぶ投票法。通常は的中者がいない場合(当たり馬券が買われていないとき)は特払いとして控除分を除き返金されるのに対し、重勝馬券では賭け金は次週に持ち越されます。
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win5 組み合わせ点数計算webアプリ 7重勝単式対応JRAでは、WIN5の名称で5つのレースの勝ち馬を予想する「5重勝単式馬券」通称 WIN5 を発売しています。WIN5の対象となるのはその日の各開催場メインレースのうち、発走予定時刻の一番遅いものから遡った5レースです。
馬券はマークカードでは購入できないため、PATなどのネット投票またはキャッシュレス投票「UMACA」を使う必要があります。
WIN5の最高払戻額は100円あたり6億円まで。賭け金はキャリーオーバー対象であるため、最高払戻額を超えた金額や的中者がいない場合は次回に持ちこされます。控除率は30%と高くなっています。
WIN5は宝くじ感覚で買えるよう、組み合わせをコンピューターにまかせる「ランダム」購入も用意されています。
重勝購入点数計算方
WIN5の購入点数は、各レースで選んだ頭数を単純にかけ合わせます。
5レースそれぞれに2頭ずつ選ぶと 2×2×2×2×2 = 32通りになります。3頭ずつなら243通り。
理屈上の最大の組み合わせは数は5レースすべてが18頭の時で、1,889,568 ≒ 190万通りになります。14頭、14頭、13頭、18頭、16頭だと73万。
重勝単式の払戻率(控除率)
JRAと地方競馬主催者ごとの払戻率(控除率)。控除率は100%から払戻率を引いた値。
宝くじとWIN5の高額当選時の実質控除率
宝くじの当選金は非課税であるため1億円当たったら1億円がそのまま手に入ります。それに対して馬券の払戻金は一時所得であるため、{(払戻金ー馬券購入額) ー 50万円(特別控除額)}÷2が課税対象となります。馬券購入費は100円で無視するとして4970万円が課税対象なので、所得税は最高の45%になります。単純に住民税を10%を足すと55%が税金として持っていかれます。その額2730万円。1億円当てても25%以上が税金ということに。
さらに払戻率が70%(控除率30%)なので、合わせておよそ55%が持っていかれることになります。つまりWIN5で1億円を当てた場合の実質的な控除額は55%。宝くじの控除率である55%と変わらない、ということになります。
JRAはWIN5のランダム購入を宝くじの感覚で買えると馬券としていますが、高額時の控除率の面からも似ていると言えそうです。
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