海外競馬場のレース開催・中止状況 騎手の動向 3/22

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大のために、欧米諸国では出入国の制限が行われたり、大規模な会場での催しの中止が相次いでいます。

国によっては外出も控えるようにというところもあります。競馬は無観客レースも実施できなくなり、開催中止となっている国もあります。

以下は2020年3月20日現在の世界主要国の競馬中止情報まとめです。

開催中止・延期

イギリス(全開催)
3月18日から4月いっぱい(BBC
グランドナショナルは中止が決定していたが、小規模な開催での無観客競馬は行われる予定だった。

フランス(全開催)
3月17日~4月15日(仏GlalopRacing Post

アメリカ
ケンタッキーダービー(チャーチルダウンズ):5月2日開催予定が9月5日に変更(Paulick Report

キーンランド競馬場:4月2日~4月24日(Paulick Report

アケダクト競馬場:3月19日~当面、厩務員が感染(NYRA

ドバイ(ワールドカップデーは中止22日発表)

ドバイワールドカップデーは無観客開催。UAEはVISAの発給を停止。17日時点ではUAE到着時にVISAが発給される対象国は例外とされていたが、現在では原則入国できず。

すでにドバイ入りしているサウジカップ開催出走組や、早めにドバイに飛んだルメール騎手、厩舎の先乗り要員以外の入国は危ぶまれていた(アーモンドアイにコロナの試練直面 椎本助手ら関係者が出国認められず)。が、現在では競馬関係者は入国できているようだ。

20日時点のツイート。

コロナウイルス検査が義務で、2時間ほどかかったというツイート。

ドバイワールドカップデー騎乗予定騎手

クリストファー・ルメール騎手は18日より騎乗のため、早めに発ったため普通に入国。

川田将雅騎手、武豊騎手、ミルコ・デムーロ騎手、福永祐一騎手、横山和生騎手は渡航届を出しているが不明

無観客開催

アイルランド

無観客レース続行で、アイリッシュグランドナショナルも実施予定。ただし条件付き。

オーストラリア
無観客開催。商用旅客機での州間の移動は、競馬当局により禁止。チャーター機での移動があるらしい。

騎手の動向

香港
入国時に14日間の検疫期間設定
モレイラ騎手はドバイワールドカップでの騎乗を辞退。

オーストラリア
出国禁止(日経新聞
短期免許で来日予定のダミアン・レーン騎手が出国できないかも。レーン騎手は皐月賞でサリオス騎乗予定。

日本
JRAは海外から帰国した競馬関係者に対し、二週間の隔離を要請。早めにドバイ入りしていたクリストファー・ルメール騎手は、帰国後にこの規定にひっかかる。