ドバイワールドカップ

ドバイワールドカップ
– Dubai Sheema Classic –
主催ドバイ競馬クラブ(Dubai Racing Club)
開催地メイダン競馬場
ドバイ / アラブ首長国連邦
開催時期毎年3月末
ドバイワールドカップデー
(Dubai Meeting)
創設創設1995年
第一回施行1996年3月27日
GradeG1
距離ダート2000m 左
賞金総賞金


 円)

条件南半球産馬3歳以上、半球産馬4歳以上
負担重量北半球産5歳以上 57kg、南半球産4歳以上 57kg、北半球産4歳 56.5kg、南半球産3歳 53kg
牝馬2kg減
2019年開催2019年3月30日(土)20:40(日本時間 3月31日(日)1:40)

ドルはすべて米ドル、1ドル110円換算

日本調教馬は日本馬として記述

ドバイワールドカップ概要

ドバイワールドカップは1996年に世界最高賞金レースとして創設。現在ではドバイワールドカップ(以下DWC)の開催日にはドバイワールドカップデー(Dubai Meeting)として高額賞金の複数のG1レースが開催される。創設以来、観光の呼び水となっている。

総賞金1200万ドルの米ペガサスワールドカップが2017年に創設されると世界最高賞金の座を譲ることになった。2018年にはペガサスが1600万ドルに増額されたことでさらに水を開けられ、1000万ドルから200万ドルの増額を行った。

しかしペガサスワールドカップが2019年開催に創設されたターフと1600万ドルを分け合い、ワールドカップが900万ドル、ターフが700万ドルになったため、再びDWCが世界最高賞金レースとなった。

DWCの開催日はドバイワールドカップデーとしてフェスティバルが行われ、ドバイの競馬シーズンを締めくくるイベントとなっている。1996年の第1回はシガー(アメリカ)が優勝。

第2回はホクトベガが出走するも、大雨により3月29日から4月3日に開催順延となる。ホクトベガは最終コーナーで転倒。左前腕節部複雑骨折を患い予後不良として安楽死処置となった。ホクトベガの故障は鞍上の横山典弘も悔いが残り、後の乗り方にも影響したと言われている。このレースの優勝馬はイギリスのシングスピールだった。

日本馬の優勝は2011年。東日本大震災の復興のめども立たない3月26日。ヴィクトワールピサ(牡4 1、M.デムーロ 角居勝彦厩舎)とトランセンド(牡5 2 藤田伸二 安田隆行厩舎)が1,2フィニッシュを決め、強い印象を残した。

ただし2010年からメイダン競馬場開場での開催になり、馬場がダートからオールウェザー(AW)に変わっている。2015年にはダートに戻されている。そのためダートコースでの日本馬優勝はまだない。

2018年までの23回の開催のうち、最多勝利オーナーは7回はゴドルフィン(2000, 2002, 2003, 2006, 2012, 2014, 2018)であり、最多勝利調教師は8回のサイード・ビン・スルール (1999, 2000, 2002, 2003, 2006, 2014, 2015, 2018)。

ドバイワールドカップ2019の結果とレース映像

2019年3月30日第9レース
発走:20時40分(日本時間25時40分)

着順馬番
(ゲート)
馬 名 (生産国)
斤量騎手タイム
/着差
調教師 (調教国)
112
(11)
サンダースノー(IRE)牡557.0C.スミヨン2:03.87S.ビン・スルール(UAE)
27
(07)
グロンコウスキー(USA)牡457.0O.マーフィーハナS.ビン・ガデイヤー(UAE)
31
(01)
ガンナヴェラ(USA)牡557.0E.ハラミーヨ2.75A.サノ(USA)
46
(06)
パヴェル(USA)牡557.0J.ロザリオ0.5D.オニール(USA)
54
(04)
オーディブル(USA)牡457.0F.プラ短アタマT.プレッチャー(USA)
610
(10)
ヨシダ(JPN)牡557.0J.オルティス1.75W.モット(USA)
73
(03)
ノースアメリカ(GB)せん757.0R.マレン2.5S.シーマー(UAE)
85
(05)
シーキングザソウル(USA)牡657.0M.スミスアタマD.スチュアート(USA)
98
(08)
アクセルロッド(USA)牡457.0R.フレンチクビS.ビン・ガデイヤー(UAE)
109
(09)
ニュートレイルズ(USA)せん557.0C.ビーズリー1.25A.ビン・ハルマシュ(UAE)
1113
(13)
ドルコン(USA)牡557.0O.ドゥルーズ6S.フォスター(KOR)
122
(02)
キャッペッザーノ(USA)せん557.0M.バルザローナ17S.ビン・ガデイヤー(UAE)
取消11
(11)
ケイティブレイブ(JPN)牡657.0J.モレイラ杉山 晴紀(JPN)

JRAの結果ページより作成。国内発売分のオッズもJRAに記載。ゲート番号は元データに準拠。

2019年賞金

総賞金:13億2000万円(12,000,000米ドル)

  1. 1着 7億9200万円(7,200,000米ドル)
  2. 2着 2億6400万円(2,400,000米ドル)
  3. 3着 1億3200万円(1,200,000米ドル)
  4. 4着 6600万円(600,000米ドル)
  5. 5着 3960万円(360,000米ドル)
  6. 6着 2640万円(240,000米ドル)

ドバイワールドカップの沿革

1996年
第一回ドバイワールドカップ開催
ナド・アルシバ競馬場でダート2000m競走として創設。総賞金1000万米ドルの世界最高賞金のレースとして創設。 アメリカの”シガー”が優勝。
1998年
G1昇格
G1競走に昇格
2010年
オールウェザーに
メイダン競馬場開場、馬場をダートからオールウェザー(AW)に変更
2011年
日本馬初勝利
東日本大震災の混乱の続く3月26日、ヴィクトワールピサが日本馬として初勝利。トランセンドとのワンツーフィニッシュとなる。
2015年
オールウェザーからダートに再変更
AWになったことでダート中心の米国馬の馬が減ったため、馬場をAWからダートに変更。

※トップとアイキャッチ画像:Fars News Agency CC by 4.0

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