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総合馬術の最高峰『バドミントン・ホーストライアルズ 2019』5月5日まで

イギリスはバドミントンで行われる「バドミントンホーストライアルズ」に、戸本一真選手(JRA馬事公苑)と田中利幸選手(乗馬クラブクレイン)の2人が参加しています。

戸本一真選手は先月アイルランドの4スター競技会で1位と2位を獲得しています。

バドミントン・ホーストライアルズは4月末~5月頭に行われる総合馬術イベント。イギリスでもっとも重要な馬術イベントとされており、期間中には15万人以上という観客が訪れます。17年には大岩義明選手が8位を獲得しています。

バドミントンの位置づけについてはこちらが分かりやすいのでご一読を。

「バドミントンで8位」の価値は?大岩義明が世界的馬術大会で偉業。|Number

 

どのくらい難しいかは、落馬動画をみると分かりやすいはず。

そもそも総合馬術って何よ?という人向けに解説を書いたので、よかったらページ下の方もご覧ください。

ライブ配信

ライブ配信が行われます。時間が来たら右のUPCOMING EVENTSの該当ページに追加されていきます。

Badminton Live Stream

 

バドミントン・ホーストライアルスケジュール

  • 5月1日    ホース・インスペクション(後述)
  • 5月2日、3日 ドレッサージュ(馬場馬術)
  • 5月4日    クロスカントリー
  • 5月5日    障害飛越

 

ドレッサージュ5月2日(木曜)、3日(金曜)

9.00 am – 5.00 pm
(日本時間17時~25時頃)

戸本一真選手と田中利幸選手は、ともに金曜日に出場します。

(日本時間19時18分)
11:18 66 TACOMA D’HORSET Kazuma Tomoto (JPN)

(日本時間22時18分)
14:40 85 KELECYN PIRATE Toshiyuki Tanaka (JPN)

Badminton Horse Trials | Dressage Start Lists 2019

クロスカントリー5月4日(土曜)

11.30 am – 5.00 pm
(日本時間19時30分~25時頃)

リストはドレッサージュ終了後に公表

Badminton Horse Trials | Cross Country Start List 2019

クロスカントリーコース2019

Badminton Horse Trials | 2019 Cross Country Course

 

スタジアムジャンピング5月5日(日曜)

最終日インスペクション後に公表

Badminton Horse Trials | Jumping Start List 2019

 

総合馬術ってなんぞや?

総合馬術は馬場馬術・クロスカントリー・障害飛越(障害馬術)の3種目を同一の人馬で行う馬術競技。いかにミスなく早くクリアするかを競います。馬術競技はオリンピックの種目にも採用されています。

総合馬術は3日間をかけて行われることから”3 Day Event”とも呼ばれます。

馬場馬術は調教審査と呼ばれ、馬がいかに美しく動けるかが審査されます。

クロスカントリーは自然の起伏や池を利用して作られたコースを走破します。最長で7kmのコースには上りあり下りあり池あり障害物あり。クロスカントリーの障害は固定されており、坂の上や下り坂の途中など、なんでそこに?と思えるところにも設置されています。

騎乗者はコースの下見をできますが、馬は入ることができない。つまり馬にとってはぶっつけ本番のコースで、向こうが見えないこともある障害をクリアしていく。

馬がすごい勢いで自然の中を駆け回るため、ルールを知らなくても楽しめます。

障害飛越は競技馬場で行われ、定められたコースをクリアしていきます。

 

総合馬術の順位と点数

総合馬術の順位は減点方式で決まり、3種目を終えて、もっとも減点が少ない人馬が優勝となります。

減点方式なのに早いほうがいい理由は、それぞれに規定タイムが設けられているため。たとえばクロスカントリーなら規定タイムを1秒オーバーするごとに0.4が減点されます。

もっとも難易度の高い”CCI-L 5*”であれば、「分速570メートル」以上で走破すれば減点にならないということ。「570メートル/分」は時速34.2km。障害を飛び越え水の中を走ってこのタイムです。

馬場馬術

馬場馬術の得点(パーセンテージなので最大で100)を元に求められます。

100 – 得点

クロスカントリー

規定タイムが設けられており、1秒超過ごとに0.4が減点されます。障害での拒止・逃避・巻き乗りでも20点が減点されるため、時間がかかっても飛びやすいコースにするか、難しいけれどタイムが稼げるコースを選ぶかも選手の選択となります。

障害飛越

障害飛越では、規定タイムを1秒超過ごとに1点減点。障害物を落とすと減点4。不従順は一回目は減点4、二回目で失権となります。

 

総合馬術に登場する謎の記号たち

馬術競技を見ているとCSIやCCI-Sといったテレビドラマのタイトルのような記号が登場します。これらの記号は競技名を表し、CSIなら障害飛越(障害馬術)、CCIなら総合馬術を意味します。

総合馬術のCCIはConcours Complet Internationalの略。CCIは、さらにLとSに分類されています。

  • CCI-L
  • CCI-S

いずれも馬場馬術、クロスカントリー、障害飛越の3種目が行われますが、SはLよりも日程の制限が緩く、クロスカントリーの障害数と距離も異なります。

Lはロング、Sはショート。文字通りSはLよりも短いフォーマットになっています。

さらに種目ごとにクラス分けがされており、CCSの後ろについた*の数で表されます。*はスターと読み、数が多いほど難易度が高くなります。スターは最大の5がもっとも難易度が高く(ただしCCI-Sは4スターが最高)、CCI5*-L はバドミントンホーストライアルを含めて6つのみが開催されています。

  • CCI5*-L
  • CCI4*-S

この他に、オリンピックなどの特別カテゴリとしてCCIOがあります。オリンピックはCCI5*-Lに相当しますが、完走しやすいように難度が下げられています。

2018年までと現在の違い

現在の総合馬術のカテゴリとクラス分けは2019年に改められたものです。
2018年までは総合馬術はCCI(現在のCCI-L)とCIC(現在のCCI-S)に分類されており、クラスも4スターまででした。

2019年よりクラスを一つずつ繰り上げ、他の種目同様に5スターにされましたため、2018年までの競技結果を参照する時は、スターが一つ少ないことを念頭に置く必要があります。

CCI総合馬術の記号まとめ

CCIの後ろのSとLは距離と障害数。Lなら距離が長く、Sなら短い。スター(*)の数は難易度を表し最大で5と覚えておけばOK。

今年8月に行われる東京オリンピック2020のプレイベントはCCI3*-Sなので、距離が短めで本番に比べて難度も低いというわけです。

 

馬術競技に関するもろもろ

分かりにくいかなと思うところを書き出しました。

失権と失格

失格はルール違反などで競技の参加資格を失うこと。失権は競技のルールに則って参加資格がなくなること。

馬に拒否されてもルール違反ではありませんが、回数が多いと競技の採点基準から外れるわけです。

ホース・インスペクション

総合馬術では初日と最終日には獣医や審判員によるインスペクション(馬体のチェック)が行われます。

インスペクションにひっかかると、どんなに得点がよくても競技に出られなくなる。そのためいかに馬のコンディションを整えるかも鍵となります。


需要ないだろうなーと思って作りかけで放置していたのですが、宣伝している選手がいたので、応援の意味で書いてみました。

 

オリンピックの総合馬術をより楽しむために、見たことのない人は予習も兼ねてご覧になってはいかがでしょう。クロスカントリーの時間などは決まり次第記載していきます(筆者はクロスカントリーが目当て)。