2020年凱旋門賞出走予定であったバリードイル厩舎(A.オブライエン調教師)の管理馬4頭が、土曜日に禁止薬物陽性と判明したことから出走を回避しています。
Announcement on tomorrow’s runners pic.twitter.com/vG1BOPeHvr
— Ballydoyle Racing (@Ballydoyle) October 3, 2020
出走取り消しとなったのは、ジャパン、ソヴリン、モーグル、サーペンタイン
厩舎で使用していたゲイン社(GAIN Equine Nutrition)の飼料に、レースでの使用が禁じられている薬物「ジルパテロール Zilpaterol」が混入していたことが木曜日に判明。その時点で別の会社のものに変えていましたが、血液検査を行ったところ土曜日に陽性であったため回避したという流れです。
飼料そのものに薬物が混入したため、ゲイン社の飼料を与えている他の厩舎にも影響が及んでおり、2019年にJRAで発生したグリーンカル事件と同じ構図となっているようです。
そのかんたんなタイムラインです。
- 2020年10月1日(木)フランスのドーピング検査で5頭の禁止薬物(ジルパテロール)陽性、ゲイン社の飼料を与えていることが判明
- 2020年10月1日(木)別の会社の飼料に切り替え
- 2020年10月2日(金)GAIN Equine Nutrition が声明を発表
- 2020年10月3日(土)検査結果は陽性と判明、出走を回避