馬の屠畜頭数を記載しています。
知りたくない人は見ないほうがいいです。
馬肉にされる屠畜頭数。食肉として用いられる引退馬の実際の頭数はどのくらいかと疑問を呈している人がいたので、統計から概算として出しました。
関係者でも直接・間接的に関わった馬しか分からないでしょうから、結局は統計で見るしかないんじゃないですかね。
データは農水省、その他の家畜より。27年(2015)分のみ。
- 総と畜頭数:12,466
- 食肉を目的とした輸入頭数:4,277
総と畜頭数は食肉処理場で屠殺された頭数(実数)。食肉処理場以外のものはないので、これが国内で屠殺された正確な頭数になります。
総屠畜頭数から食肉を目的とした輸入頭数をひくと8,189頭。輸入した年に処分とは限りませんが、だいたい8000頭とみてていいでしょう。
国内生産の馬(半野生の馬も含む)+食用以外の目的で輸入された馬の屠畜頭数が8,189頭ということになります。
そして農用馬(大型馬・輓系種、ばんえい競馬に出てる種)の生産は2013年が1,378、2014年が1,272、2015年は1,101頭。
大型馬を1,300頭としても、その他の馬6,900頭が屠畜されていることになります。
食用目的ではない輸入馬も数百頭おり、国内生産馬の屠畜頭数はもう少し小さくなります。それでも想像以上に国内産の馬が多い。
2005年だと競走馬は8,000頭ほど、2010年で7,100頭が生産されていました。数字としてはありえる値です。
が、斃死(競走馬登録している馬の死亡)分を除くとほとんどが屠殺されている計算になります。
血統登録がされていないサラブレッドもせいぜい二桁ですから、それを勘案してもほぼ変わりません。
しかし、よく耳にする99%の馬が屠殺されているのかは分かりません。
世界の馬肉生産統計 ヨーロッパもたくさん馬肉を生産している