現在まで残る日本在来馬は8品種。種による差はあるものの、いずれも小型で分類上はポニーにあたります。
- 北海道和種馬(道産子:どさんこ)(北海道)
- 木曽馬(きそうま) – 長野県
長野県天然記念物 - 野間馬(のまうま) – 愛媛県
今治市天然記念物 - 対州馬(たいしゅううま) – 長崎県対馬
- 御崎馬(みさきうま) – 鹿児島県
国の天然記念物 - トカラ馬(とからうま) – 鹿児島県
鹿児島県天然記念物 - 宮古馬(みやこうま) – 沖縄県
沖縄県天然記念物 - 与那国馬(よなぐにうま)- 沖縄県
与那国町天然記念物
日本在来馬は小型だったため、明治に入り軍隊の近代化が進めるには馬の大型化が必要となりました。騎兵のためにはより早く、運搬のためにはより力の強い馬が求められるため、国策として品種改良が行われました。
品種改良には在来馬と輸入馬の交配が進められたため、結果として在来馬は激減することになります。
さらに第二次大戦後は自動車の普及や機械化によって馬の利用が急激に減ったこともあり、在来馬は絶滅の危機に陥りました。
現在では保護策が功を奏し、日本在来馬として8品種が残っています。ただ、2015年の段階では宮古馬、野間馬、対州馬は50頭という少なさです(50頭を目標としていたケースもあるため、多いか少ないかは判断が分かれる)。
道産子は減少傾向にありますが、在来馬総数の3分の2が道産子になっています。
道産子の頭数が他の品種と一桁違うため、そのままでは道産子の推移しか見えません。その他の品種の増減を確認するには凡例の道産子をクリック(タップ)して、道産子の系列を消してください。
その他系列もクリック・タップで表示を切り替えることができます。またドラッグやピンチインでグラフを拡大することができます。
- 在来馬のいる動物園
馬事協会2015年アンケートによる) - 在来馬乗馬施設
日本の馬 御猟野乃杜牧場(みかりののもりぼくじょう)
元データ
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