JRAのレース中に発生した鼻出血のデータです。JRAの「今日の出来事」の「競走中疾病」から抽出したデータです。レース前後に発症したデータは含まれていません。
サンタアニタの馬の連続死で話題になった薬物「ラシックス」は、鼻出血を抑える効果があるとされています(異論あり)。鼻出血がどの程度なのか、日本での発生状況を知りたくてとりあえず作ったものなので、おいおいグラフ化やデータDLができるよう更新していきます。
馬の鼻出血は、けが(外傷)によるものと内因性のものがあります。けがによる出血は傷口が治癒すればそれでおしまい。再発もしません。
それに対して肺出血などの内因性の鼻出血は習慣化しやすく、治癒にも時間がかかります。
肺からの出血は「運動性肺出血(EIPH-exercise-induced pulmonary hemorrhage)」と呼ばれ、血圧や衝撃により肺の毛細血管が破れるなどして発生します。ただ、原因はっきりしておらず、なくすことは難しいようです。「ラシックス(サリックス)」は、鼻出血を抑える効果があるとしてアメリカでは使用が許されています。ラシックスで鼻出血を抑えられるかについては異論もあり、本当の目的は利尿作用による体重権限でスピードを上げることではないかとして、疑問視する人が多くいます。
日本では禁じられており、馬にとって自然ではない物質はすべて禁じられているヨーロッパの国でも使用できません。
JRAでは鼻からの出血があり、かつ運動性肺出血が確認されると1月間の出走が禁じられます。回数が増えると期間も伸びることになります。ただし鼻からの出血が認められなければこの制限はかかりません。
日付 | 開催 | 馬名 | 詳細 |
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