宮古馬の不適切な飼育による虐待問題・報道まとめ

(2018/12/31)

宮古馬の不適切な飼育による虐待は、沖縄県の天然記念物「宮古馬」が不適切な環境で飼育され、あいついで死亡した問題。

 

宮古馬は市の「宮古馬保存会」が所有しており、飼育は民間の有志に委託されている。そのうち2軒の委託先では、糞尿まみれの環境で飼育されていた。

 

飼育環境の不適切さだけでなく、飼料も十分に与えないなどの虐待(ネグレクト)が行われ、3年間で13頭が死亡。

 

かねてより(半年以上前から)この環境に置かれた馬たちを憂いた人たちが支援を募り、ミルクを与えるなどの保護活動をボランティアで行っていた。

 

同時に行政の関係各所に飼育環境の改善を指導するよう訴えていたが、まともな対応がなされることはなかった。

 

劣悪な環境での飼育は動物愛護法で禁じられているにもかかわらず、宮古馬所有者である行政は、おざなりの対応でお茶を濁し続けた。

 

2018年12月12日に週刊誌がこの問題を報じると、大手メディアも追随。全国的な騒ぎになってようやく市(宮古馬保存会)も対応を協議。

 

19日に委託先への説明会を開くとともに、宮古馬の死亡件数も公表。

 

問題となった2件の飼育者のもとに残っていた宮古馬は、年末までに安全な環境に移された。

 

天然記念物に指定されているにもかかわらず、市や馬事協会から飼育費として給付される額は一万数千円。

飼料代だけでも厳しい額であるため、預託される側の負担が生じるいびつな構造になっている。

 

(2019/01/20)

『週刊SPA!』宮古馬取材班第五報では、飼養者の思いや現状について報じている。そのなかで、宮古馬の保存と馬の健康維持に必要となる公的な施策について飼養者の一人が語っている。

 

①餌代

②台風でも耐えられる厩舎の建築費・修繕費

③水道代

④年に一度の健康診断の実施・予防接種など

⑤緊急時でも対応してくれる馬専門のドクターを待機させておくこと

 

現状では預託料で足りない分は飼養者の持ち出しであり、公的な保存策はないに等しい。

おそらく天然記念物指定の仕方に構造的な問題があるため、県と宮古島市との調整が必要と思われる。

 

 

なお、週刊誌報道後にアカウントを閉じた「ミャークヌーマ宮古馬の会」のフェイスブックページが再開されている。

ミャークヌーマ宮古馬の会 (その後)

 

(2019/1/26)

2019年1月24日、宮古馬視察に訪れていた日本馬事協会とJRA関係者、宮古馬保存会事務局、宮古馬飼養者で非公開の意見交換会が開かれた。

 

馬事協の伊藤克己副会長は、飼養者の宮古馬への情熱に敬意を表すると共に、宮古馬活用の幅を広げるための施策として、調教などのソフト面での支援を提案。

 

また、今回問題となった不適切な飼養については、今の飼養のあり方ではどこでも起こりうることとして、今後のあり方を改めて考える必要を示した。

宮古馬虐待のあらまし

2018年12月13日、一部の飼養者の下にいる「宮古馬」が劣悪な環境におかれ、満足に餌も与えられることもなく、相次いで死亡していたことをSPA!が報じました。

不潔な馬房に繋ぎっぱなしにされての飼養。餌を満足に与えられない。満足に治療もされない。衰弱死させる。

こんな悲惨な状況におかれた宮古馬の現状と背景が報道で明らかにされました。

(RBC NEWS「深掘り!まちの疑問「宮古馬」」2018/12/19(動画リンク切れ))

17日には沖縄タイムスが2016年から18年12月までに死亡した宮古馬の頭数と死因を報道。

記事によると、2016年1月から今月までの3年間で死亡した馬は16頭。そのうち13頭が二軒の飼育者に集中。

 飼育者は馬が死んだ場合、市に届け出る必要がある。市教委によると、15年度は4頭、16年度は1頭、17年度は6頭、18年度(12月14日現在)は5頭が死んだ。

飼育歴5年の男性が飼育する宮古馬は直近3年間で、16年に凍死や事故死、胃腸炎などで雄5頭、17年に腹痛と死因不明で雄2頭、18年に事故死で雌1頭の計8頭が死んだ。

また、飼育歴7年の別の男性が飼う宮古馬では、17年に栄養失調や農薬の誤食、死因不明で雌3頭、18年6月に死因不明で雌1頭、今月11日に脚の骨折による衰弱で雄1頭の計5頭が死んだ。

一体何が?「宮古馬」3年で16頭死ぬ 一部飼育者で多発 沖縄県の天然記念物』沖縄タイムス[

週刊SPA!宮古馬取材班の記事にある「3年間で10頭のうち7頭を死なせているN氏」は飼育歴5年の男性、「2年間で4頭のうち3頭を死なせているS氏」が飼育歴7年の男性。

当初、契約更新である来年3月までは現在の飼養者のもとに置かれることになっていました。

しかし沖縄タイムスの記事では、当事者が飼育できないと申し出た場合は、更新時期を待たずにあらたな引き取り手を探したいとしています。

 

宮古馬虐待報道の時系列まとめ

(順番に読めば把握しやすい)

2018年12月12日(水)
週刊SPA!および日刊SPA!で報道
宮古島で馬への虐待が発覚。糞尿まみれでやせ細って衰弱死、天然記念物がなぜ?
日刊SPA!

宮古馬虐待報道第一弾、SNSでも大きな反響

2018年12月13日(木)
宮古毎日新聞が虐待について報じる
宮古馬飼養戸数 7戸から5戸へ/県天然記念物
宮古毎日新聞

問題のある飼養をしている牧場主は、これまでに宮古馬返還の意思を示していたこと。しかしこれまで受け入れられなかったことを報じる。

2018年12月15日(土)
週刊SPA!宮古馬取材班の記事がHBOに掲載
宮古島の馬虐待、また起きた仔馬の死。劣悪環境の牧場から一刻も早く馬を救え
ハーバービジネスオンライン

メディアは違うが、日刊SPA!の続報。宮古毎日新聞での牧場主の言動や意図も含めて報じている。

2018年12月17日(月)
16年1月から今月までの宮古馬死亡数を沖縄タイムスが報道
2018年12月18日(火)
朝日新聞デジタルで沖縄タイムス記事を配信
2018年12月20日(木)
19日に行われた宮古馬保存会による飼養者への説明会について報道
補助金増額を検討/宮古馬保存
宮古毎日新聞

19日に行われた宮古馬保存会による飼養者への説明会について報道。

(以下、宮古毎日新聞記事より)

資金不足の窮状を訴えて行政支援を求める飼養者に対し、市教育委員会は保存会への補助金増額を検討していることを伝えた。次年度の増額に向けて調整を進める。

説明会で市教委は、今年の宮古馬の死亡頭数と原因を示し、馬を縄でつなぎ続け、水や餌も与えないとする一部の指摘は「確認されていない」という現状を報告した。ただ、飼養スペースの狭さや、ふん尿の片付けが行き届いていない厩舎があったことは認めた。

飼養者の中から馬を返還したいという申し出があることも伝え、返還希望頭数は6頭とした。

こういった現状に対応する市教委の取り組みを説明した。新しい飼養者を探したり、厩舎を確保したりする作業に当たっているという。飼養者に育成奨励補助金などを支払う保存会への補助金の増額を検討していることや、返還された宮古馬を飼う人がいなければ「市の施設で見ていきたい」という方針も示した。

2018年12月21日(金)
『週刊SPA!』宮古馬取材班第三報
宮古馬虐待が全国に知れ渡った日、無残にも放置された仔馬の死
ハーバービジネスオンライン

第一報の日に死んだ子馬の経緯を掲載。

母親をなくした子馬が、ミルクも与えられておらず衰弱。みかねたボランティアがミルクを与え、元気な姿にまで回復する。

しかし子馬が繋がれていた綱が脚に絡まり骨折してしまう。

治療にギプスをされたがうまく歩くことができず、日に日に弱り、そして死んでしまう。

馬を劣悪な環境に置く牧場と、きちんと馬を扱う牧場との違いについても詳しく報じている。

2019年1月2日(水)
『週刊SPA!』宮古馬取材班第四報
虐待されていた4頭の宮古馬がついに救出。しかし、いまだ楽観視はできず
ハーバービジネスオンライン

問題となっていた二軒の飼育者の元に残されていた四頭が移送されたことを報じる。

一頭は新しい飼い主の元に引き取られたが、残る三頭は市が一時的に移した状態で、行き先は決まらず。

いまだに劣悪な環境に残されている他の家畜についても言及。

2019年1月20日(日)
『週刊SPA!』宮古馬取材班第五報
馬の虐待問題で揺れる宮古島に生まれた「小さな希望」
ハーバービジネスオンライン

2018年1月現在の宮古馬のおかれた状況と、飼養している人々の思いについてのレポート。

劣悪な環境に置かれていた4頭の馬は安全な環境に移された。しかし宮古馬の保存方針はあいまいなままで、保存会も態度をはっきりさせない。

宮古馬飼養者への預託料は少なく飼料代にも及ばない。さらに飼育環境を整えるための補助などが行われず、設備の費用は飼養者の持ち出しとなっている。

そんな中でも宮古馬を預かり、育て続ける飼養者の思いを伝えている。

2019年1月21日(月)
琉球朝日放送が宮古馬の抱える問題を報じる
Qプラスリポート 宮古馬保存の課題
琉球朝日放送

保存活動の開始から現在までを俯瞰した報道。非常に分かりやすい。

2019年1月25日(火)
日本馬事協会、活用にむけ、調教などソフト面の支援を提案
適切な飼育環境目指す/宮古馬飼養問題
宮古毎日新聞

1月24日に行われた宮古馬の保存に関する意見交換会について報道。

意見交換会は宮古馬の視察に訪れた日本馬事協会と日本中央競馬会(JRA)の関係者と、宮古馬保存会、飼養者5人を交えて非公開で行われた。

(以下、宮古毎日新聞記事より)

これまでの飼養状況の視察を踏まえて、同協会の伊藤克己副会長は「宮古馬を飼うことに対する飼養者たちの苦労は馬に対する情熱がなければとてもできないし、本当に敬意を表したい」と感謝した。

その上で「今回の問題についても、その人だけが悪いのではなく、今の飼養形態の中ではどこでも起こりうる事象であり、不幸な事故を踏まえて飼養管理のあり方を考えて行くことが大切」と述べた。

今回の意見交換会は非公開で行われ、終了後の取材で同保存会側は「協会側からは、飼養だけでなく、宮古馬の活用の幅を広げるための『調教』について、講習会への人材派遣などソフト面で協力できることが示された」と述べた。

また、保存会側からも飼養者に対しては宮古馬の餌となる青草について、ボランティア作業などで除去された草なども餌として提供できるような環境を整えることなども提案されたという。

2019年2月6日(水)
宮古馬取材班第六報

宮古馬を「守りたい」飼養者と、「活用したい」行政・馬事協会の「意識の差」
ハーバービジネスオンライン

不適切な環境から救い出された4頭の現状と行政と飼養者の温度差を報じた。

不適切な飼育をされていた4頭のうち1頭は新しい飼い主に引き取られたが、残りの3頭は宮古島熱帯植物園で市によって飼養されている。

引取先のあった一頭は、新しい飼い主のもとで毛づやもよく、穏やかな暮らしに落ち着けたが、残る三頭は未だ引取先もなく、馬の獣医による診察も受けていない状況を伝える。

1月22日から24日にかけて訪れた馬事協会と日本中央競馬会(JRA)関係者との意見交換会で提案された「『調教』に向けたソフト面の支援」にも言及。

活用を前提とする宮古馬保存会に対し、飼養者は「調教よりも先にやることがある」と保存が先と考えており、温度差があることを指摘。

記事では活用について「宮古馬を守りたい飼養者と、行政や馬事協会との意識の違いは、まだまだ埋まりそうにない。」としている。

 

(筆者メモ)「活用」と「守る」が対立軸になっているところが後々問題になるだろう

2019年2月6日(水)
琉球朝日放送、宮古馬の誕生を報道

宮古馬の赤ちゃん生まれる
琉球朝日放送

荷川取牧場(にかどりぼくじょう)で仔馬が生まれたことを報じる。

2018年末の経過

SPA!第一報の日に死んだ馬の飼育主S氏の元にいた一頭は、新しい飼い主に引き取られ済み。

N氏の宮古馬3頭も29日には市の借りた馬房に移動予定。

坂田 マサコさん – Facebook

 

N氏のもとに残った3頭も安全な環境に移された。

みさきさん

与那国馬日本在来馬、馬種別飼養頭数の推移【馬統計】

 

馬齢による保存からの除外理由と背景

馬齢(厳密には違うが)によって保存対象から除外することへの批判的な見解が、SPA!取材班の記事に掲載されています。

しかし一部の馬を保存から外すことは、必ずしも非合理とは言えません。

 雄馬の保存方針として現行計画に定めた▽10歳以上で後継馬が出ている馬は保存から除外▽精液が薄く種付けが困難と判断できる馬は保存から除外-は見直した方が良いとする意見があり、異論はなかった。

県によると、保存から除外された宮古馬は天然記念物としての位置付けを失う可能性があるという。天然記念物の場合、移動などの手続きが煩雑になり、経済活動における自由度が制限されるためだ。だが、安易な天然記念物の除外は日本在来馬の価値を下げてしまうという懸念が出た。

宮古馬の保存法再検討へ/計画を大幅見直し

 

保存方針が見直された理由は、種の維持ができるであろう50頭を当面の目標としていたため。

参考 宮古馬保存会の紹介(PDF)馬事協会

2015年には、当初目標の50頭を達成しています。

2015年度事業計画などを承認した。 また今年度中に目標だった種の保存に必要な飼養頭数50頭を達成する見通しであることから、 今後の保存に向けた基本方針を策定委員会や県、 関係機関と協力して策定することを確認した。

宮古新報

ようは目標としていた頭数にまで増えたので、活用も含めた保護策の見直しが行われた、ということ。

馬の所有は保存会にあり、飼育を委託している形になっています。

謎馬天然記念物宮古馬 保存対象から外すと天然記念物でなくなる理由の考察

また、保存会の事務局は市の畜産課から、市教育委員会生涯学習振興課に移管されています。

今後は与那覇前浜ビーチ後背地に計画されている「宮古広域公園」(仮称)に設置される予定の宮古馬牧場での活用なども見据えた方針も必要となることでしょう。

 

種の維持には50頭では足りない、100頭必要だという議論はあります。

しかし繁殖を行えなくなった、あるいは血が行き渡って繁殖に不適当となった馬を保存対象から外すことで、繁殖に寄与しない馬の「利用」がしやすくなるメリットがあります。

利用などしないでいい!という考え方もありますが、「利用」もしないのに馬の頭数を増やせば、経済的負担が一部にかかることになります。

また、「活用」されるなら繁殖させることも必要悪と言えます。

しかし活用するでもなく、人間の満足のために血の濃い種を残す意味がどこまであるのかという倫理的な側面も生じえます(御崎馬のような半野生馬の扱いをするならともかく、家畜としての馬は野生動物とは異なる)。

馬の健康を考えるなら、一般論としては遺伝的に遠い方がいい。人間のHLA相性診断なるものは、遺伝的に遠いほど遺伝的相性がいいという根拠に基づいて行われています。

さらに人間に支配される家畜の形質の固定が「多様性」であり、交雑は多様性を減少させるのか、という問題もあります。

 

見落とされている「宮古馬以外」の牛馬の福祉

SPA!の虐待問題の報道は初日に知り、SNSでも流れを追っていました。

が、数日間は書くのをためらっていました(この記事を書いたのは17日)。理由は次の2点。

  • ソースがSPAであったこと
  • 宮古馬以外についてはあまり触れられていないこと

不適切な扱いをしていた牧場の一つは、肉用の馬や牛が飼育されている肥育場です。

ほかの家畜も同じような不潔な環境で飼育されているのであれば、宮古島馬だけの問題ではなく、動物一般の福祉の話になります。

肥育場は肉にする前に肥やし育てるところ。肥育場での飼育であっても、不適切な環境においてはいけないことになっています。

宮古馬どうこうは関係なく、適切でない扱いをすればアウト。

にもかかわらず、いずれ殺されるからいいだろうと軽んじるケースがある。

競走馬の引退後に目が向けられにくいのも、屠殺されるさだめの食用の牛豚と同じくくりになり、共感の対象から外れてしまうため。

実際、今回も宮古馬ばかりが問題視されて、それ以外の存在と扱いに触れられることはほとんどありません。

宮古馬は特別であり、それ以外の家畜の不適切な扱いは二の次にしてもよいとするわけにはいきません。

宮古馬以外の畜産動物なら不潔な環境で育成しても構わないと見逃せば、現在不適切な飼育をしている人は、宮古馬もそれ以外の動物も「家畜として」区別せずに扱っているだけと言えてしまうからです。

 N氏の場合は、宮古馬だけでなく肉用の馬や牛も飼育している。ここにいるすべての家畜は、宮古馬だけでなくほかの動物も悲惨な状況におかれている。
馬房は掃除されず、糞尿でチャプチャプの池状態。宮古馬たちは短い綱でつながれっぱなしの状態だったが、さすがにこれは市が指導したらしく、綱だけは外した(※ある旅行者がブログに写真をアップしてネットで騒がれたため、市は仕方なく言いにいったとの見方もある)。しかし今も、狭い馬房に閉じ込められて、放牧されることもなくぎゅうぎゅう詰めで飼われている。

【動画:糞尿で溢れた狭い馬房で、床に体をこすりつけ汚れた宮古馬(2018年11月)】
http://youtu.be/-N1OgeQNKu0
※ショッキングな映像が含まれております。
(前出HBO)

 

動物福祉はいずれ殺される家畜であっても、生きている間は適切に扱うことを前提としています。

そして動物愛護法では、餌や水をやらないことや、排泄物の堆積した施設で飼養することについて、明確に禁じています(ただし畜産業、産業動物は除外される)。

動物愛護法(動物の愛護及び管理に関する法律

第四十四条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。

2 愛護動物に対し、みだりに、給餌若しくは給水をやめ、酷使し、又はその健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束することにより衰弱させること、自己の飼養し、又は保管する愛護動物であつて疾病にかかり、又は負傷したものの適切な保護を行わないこと、排せつ物の堆積した施設又は他の愛護動物の死体が放置された施設であつて自己の管理するものにおいて飼養し、又は保管することその他の虐待を行つた者は、百万円以下の罰金に処する。

3 愛護動物を遺棄した者は、百万円以下の罰金に処する。

4 前三項において「愛護動物」とは、次の各号に掲げる動物をいう。

一 牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる

二 前号に掲げるものを除くほか、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬は虫類に属するもの

宮古馬の保護に奔走している人が宮古馬にばかり目が行くのは当然だとは思いますが、そうでない人が「宮古馬」以外になぜ目を向けないのか。

種の保存の観点から特定の種を重点的に護ることはあります。

しかし他の家畜の扱いが軽んじられていいわけではありません。

そしてよくも悪くも法律で動く行政の職員が条文に目を通していないわけがなく、ネグレクト(飼育放棄)を理解していないとは考えにくい(中には法律を理解できない人もいるけれど)。

報道やSNSでの情報が正しいのならば、今回の虐待問題は司法の次元の話です。警察が「事件として認知」するかしないかの判断はあるにせよ、司直が担当すべき問題です。

法律を守らせる強制力を行使するつもりがないのであれば、法律など作る意味がない。

また、法に則って公的に処理されるのであれば、個人を個人が糾弾する必要もなくなります。

獣医も通報義務を負っているのに、そういうことは記事では触れられてもいません。

状況から考えると、役所が面倒を避けてなあなあになっている可能性が濃厚です。しかし行政の側に何らかの判断があった可能性も考えられます。

たとえば現在の飼育者の飼育環境の改善は難しいと判断され、全ての家畜を保護する必要が生じたらどうするか。

引き取り先がないという可能性があります。

そのため警察が動いても、その後の対処が難しい。結果として穏便に済ますように動いていたのかもしれない。

面倒だから言い訳程度の指導した「事実」を作り、あとは放置していただけだと思いますが、外部からはわかりません。

宮古馬にせよそれ以外の家畜の扱いにせよ、不適切な扱いがされていることを看過する理由はありません。

与那国馬日本在来馬、馬種別飼養頭数の推移【馬統計】謎馬天然記念物宮古馬 保存対象から外すと天然記念物でなくなる理由の考察日本在来種・和種宮古馬宮古馬 宮古島の日本在来馬〔馬の品種〕

1 COMMENT

管理人

この記事は個人叩きや名前を出すことは目的としていません。

ご理解ください。

法にのっとらなかった点で行政批判はしていますが、担当者個人というより、首長と議員の問題だと考えています。

この手の話は現場だけでは誤魔化せませんから。

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