馬齢対応表 馬の年齢は人間に換算すると何歳か

馬の年齢 人間の年齢

馬齢人間の年齢馬齢人間の年齢
0歳2歳
1歳6歳21歳62.5歳
2歳13歳22歳65歳
3歳17歳23歳67.5歳
4歳20歳24歳70歳
5歳22.5歳25歳72.5歳
6歳25歳26歳75歳
7歳27.5歳27歳77.5歳
8歳30歳28歳80歳
9歳32.5歳29歳82.5歳
10歳35歳30歳85歳
11歳37.5歳31歳87.5歳
12歳40歳32歳90歳
13歳42.5歳33歳92.5歳
14歳45歳34歳95歳
15歳47.5歳35歳97.5歳
16歳50歳36歳100歳
17歳52.5歳37歳102.5歳
18歳55歳38歳105歳
19歳57.5歳39歳107.5歳
20歳60歳40歳110歳

トップに表があったほうがいいようなのでレイアウトを変えました。表の説明など詳しくは目次から。

動物年齢の推定方法の変化

動物の年齢は人間に当てはめると何歳?

動物の年齢が人間の何歳に当たるかは、動物好きな人にはおなじみの話題となっています。
対象となるのは身近な動物である犬や猫の年齢の話が多いですが、競馬や乗馬が好きな人なら馬の年齢も気になるところでしょう。

かつては動物の年齢 × ●歳が人間の年齢と言われていましたが、動物と人間では成体(大人)になるまでの成長速度が大きく異なるため、最近では成熟(成人)するまでの期間を別で計算するケースが目につきます。

たとえば猫の年齢を推定した花王のペットサイトでは、猫が成熟するまでの2年間を、人間の大人になる期間に当てはめて23歳としています。23歳以降は猫の1年につき人間の年齢に4歳を足していく計算方式です。

では、怪我も病気もしなかった場合の平均寿命が24~25歳と言われる馬の年齢はどうでしょう?

馬の年齢の数え方

馬の年齢を馬齢といい、生まれ月にかかわらず加齢基準日に1つ歳をとります。
北半球と南半球では加齢基準日が異なり、日本では1月1日となっています。
詳しくは馬の年齢の数え方をご覧ください

馬の成長度による年齢対応表

 

馬齢人間の年齢馬齢人間の年齢
0歳2歳
1歳6歳21歳62.5歳
2歳13歳22歳65歳
3歳17歳23歳67.5歳
4歳20歳24歳70歳
5歳22.5歳25歳72.5歳
6歳25歳26歳75歳
7歳27.5歳27歳77.5歳
8歳30歳28歳80歳
9歳32.5歳29歳82.5歳
10歳35歳30歳85歳
11歳37.5歳31歳87.5歳
12歳40歳32歳90歳
13歳42.5歳33歳92.5歳
14歳45歳34歳95歳
15歳47.5歳35歳97.5歳
16歳50歳36歳100歳
17歳52.5歳37歳102.5歳
18歳55歳38歳105歳
19歳57.5歳39歳107.5歳
20歳60歳40歳110歳

この表は猫の年齢比定と同じく、成体になる4歳までの馬の成長のステージを人間のそれに対応させて年齢を算出しています。記載している数字は、人と馬の成長度の対応がもっとも妥当だと思われたWow Horseというサイトから拝借しています。

参照元:Horse year Methodology (Wow Horses)

馬体が完成する4歳を人間の成熟する年齢である20歳に当てはめ、馬が生まれてから4歳までを未成熟期、成体となる5歳以降は毎年2.5歳を加算していきます。

人間の年齢への計算式

1歳 = 人間の6歳

2歳 = 人間の13歳

3歳 = 人間の17歳

4歳 = 20歳

5歳以上 = 10 + 馬齢 x 2.5

馬と人間の年齢換算式はいろいろありますが、イギリスのメディアでも年齢x2.5で計算しているのを見かけるので、当たらずとも遠からずだと思います。

競走馬としての能力のピークは4歳秋。1歳で初期訓練が始まり、4歳で古馬と呼ばれるようになることを考えると、感覚的にも納得いくものになっています。

一方、馬場馬術や障害飛越、ポロといった競技に用いられる馬は、成体となった4歳暮れから5歳で本格的な訓練が始まります。

オリンピックなどの大きな馬術大会では8歳か9歳からエントリーできるようになります。

馬齢8歳だと30歳。

人間でも競技によっては充実している時期でもあります。が、おっさんに入る年齢でもあります。

「成長曲線」というだけに成長度は一般に曲線で表されるので、直線では無理はあります。

書類での管理がなされていない時代は、歯の本数で年齢を推定していました。馬の歯は5歳くらいまでに生え代わり、永久歯も伸び続けます。伸び続ける速度と削れて短くなる状態から、歯の本数と状態によって判別されていました。

贈られた馬の口の中をみるな」という格言は、もらいものの馬の年齢を確認して価値を測るなという意味です。

 

画像版(シェア用)

馬の年齢と人間の年齢対応表(画像版)

馬齢対応表の画像版も作りました。見栄えはよくないですが、シェア用やダウンロードにどうぞ。

 

年齢換算の方法

こちらの表は4歳までの馬の成長度を、人間のそれに当てはめたものです。

成長度馬齢人の年齢
歩けるようになる初日1.5 歳
走れるようになる初日2.0 歳
視力の完成4カ月5 歳
初期教育のできる年齢1 歳5 歳
精神的独立1 歳8 歳
体重が大人の2/31 歳13 歳
成人時の身長の90%に達する1 歳13.5 歳
性的未成熟だが、生殖可能2 歳13 歳
体重が大人の80%2 歳13 歳
思春期の始まり2 歳13 歳
精神的、感情的、肉体的成長は続くが
性的には成熟
3 歳17 歳
成熟(精神・感情・肉体)4 歳20 歳
病気や怪我がない状態での平均寿命24 歳70 歳

馬は生まれてすぐに立ち上がり、歩行もできることから、馬の初日を人間の1.5歳に当てはめています。

日本でも海外でも馬(競争馬:サラブレッド)のピークは4歳の秋と考えられています。馬体が完成(体高:身長が決まる)した5歳からは馬齢1につき2.5歳を加えていき、馬の24歳が人間の70歳となります。

馬は成熟までの成長速度が個体によって大きく異なるため、1月生まれの早熟馬と6月生まれの晩成馬では、馬齢にして1年以上の成長度の差があるかもしれません。

馬齢を人間の年齢に直接対応させる

下の表は馬齢を元にしたもの。馬齢に人の年齢をそのまま対応させているためすっきりしています。

馬齢人の年齢馬の1年は人間の何年にあたるか
0 (当歳)2 歳
1 歳8 歳馬の 1 歳時は人間の 6年分
2 歳13 歳馬の 2 歳時は人間の 5年分
3 歳17 歳馬の 3 歳時は人間の 4年分
4 歳20 歳馬の 4 歳時は人間の 3年分
5~24歳21~70歳馬の成熟する4歳を人間の20歳。
5歳からは馬の1年は人間の2.5年に相当。

 

牝馬は何歳まで子どもを産めるのか

30年以上生きることも多い馬は何歳まで子どもを産めるか。20歳以上で出産する牝馬も珍しくはありませんが、こちらのフォーラム Chronicle of the Horse では、アングロアラブが28歳で受胎、29歳で出産という書き込みがあります。人間の年齢にして80歳。

産駒(生まれた子ども)の能力が問われる競走馬の世界では、繁殖牝馬の年齢も参照されることがあります。出産時16歳(上の表を当てはめると人間の50歳)以上を高齢として考えても、それなりに勝ち馬は散見されます。

仔馬出産馬の繁殖期 – 牡馬は人間と同じく年中ウェルカム

 

馬の骨の成長度から考える(化骨)

化骨も考慮したら?と言われたので、ちょっと考えてみます。

馬の骨は品種を問わず5~6歳まで成長します(足元から順に固まっていく)。

(画像はClub Happy Horse さんのページで紹介されていたもの。オリジナルを書いた人のページでは見つからないので埋め込みで)

競走馬の早い時期の育成が慎重に行われるのは、成長期で肢の骨が「固まっていない」ため。負荷をかけることで成長を促される一方で、肢を痛める原因にもなります。

馬の骨格は5~6歳まで成長するとして、人間の身長は何歳まで伸びるのか。

身長が止まる時期としてよく出てくることばが「骨端線」。骨端線は骨の端にある軟骨と骨の境界線のことで、子供の頃は軟骨部分が伸びて身長が伸び成長します。最終的に軟骨の部分が骨になり、骨の成長が止まります。軟骨部分が骨になって軟骨との境界がなくなったのが骨端線が閉じた状態。この過程が化骨です。

骨端線が閉じる(身長の伸びが止まる)時期は男子で17~18歳、女子で15~16歳とのこと。男女の間を取って人間は17歳で骨の成長が止まるとすると、馬の5~6歳が人間の17歳にあたります。

思春期真っまっただなかの人間の17歳と馬の5歳。これじゃ合わない」と思っていたところ、「身体的成熟と精神的成熟はある程度分けて考える必要がある」とのコメントを頂きました。

”馬の5~6歳が人間の17歳にあたります。思春期真っまっただなかの人間の17歳と馬の5歳。うーん、合わないかな”に関して意見を述べさせてもらいます。

精神的成熟度は周囲の環境、例えば家庭環境や教育の程度、社会との関わり等、に大きく影響を受けるとされています、ですので身体的成熟と精神的成熟はある程度分けて考える必要があると思いますがいかがですか?

実際、戦中の若者と現代の若者の精神的成熟度を比べてみれば、大きな差があると思います(戦国時代でも江戸時代と比較しても分かりやすいかもしれません)。また身体的には、17歳であれば人間も十分出産は可能であり、馬の5歳と比べてもそこまで違和感はないんじゃないかと思います。

人間は10歳でも出産できるようですが、一般に16歳~17歳くらいが出産可能期(18~19歳がからが安全という話も聞いたけど出典はわからず)。法律でも女子は16歳から婚姻ができるとなっていることを考えても、だいたいそのくらいで出産に適した身体になると言えるのでしょう。

戦国時代の政略結婚で若くして輿入れしても、成長を待ったというケースもあるので、出産適齢に時代の差はあまりないのかも。

Wikipediaによると元服は数えで12~16歳となっているので、今のDK(男子高校生)、JK(女子高校生)の頃には成人を果たしていたことになります。元服してそのまますぐに大人と同じ扱いされるわけではなかったにせよ、3歳の馬くらいの年齢で大人となっていた。人間の成熟度は社会・歴史的条件によって大きく変わる。

そう考えると、5歳~6歳で骨格が完成した馬と人間の17歳の間にさほど違和感が生じません。

『象の時間、ネズミの時間』の心拍数が一定という仮定で、化骨と心拍数の関係を見ると法則がありそうな気も。

「エピジェネティクス」による短期間での変化もありうるので、人間と動物の対応も時代によって変わってくるのかもしれません。

すっぽり抜けていた視点を指摘してくださった新人獣医さんに感謝です。ありがとうございました。

 

参考になるデータ

このページで使っている計算式とは異なりますが、年齢換算方法や馬の平均寿命を調べているうちに見つけたデータです。

ネバダ大学の高齢馬飼育ガイドでは、人間と馬の対応年齢を成長に合わせて細かく調整しています。基本が4で、年齢があがるごとに比率を下げていく方式なので年齢は高めに出ています。

参考 高齢馬のケア(英語)ネバダ大学

 

平均寿命についてのはっきりしたデータはなさそうです。カナダのオンタリオ州農産物・農村地域省の州内の統計で 28 ± 5 歳という数字を書いているサイトは多々ありますが、馬以外も含むため参考程度だと思います。

仮に馬だけの数字だとしても、一般に馬よりも長生きするポニーが多い地域なら平均寿命は上がり、大型の馬が多ければ短くなる。答えはでなさそうです。とりあえず25~30年というところか。

仔馬馬齢 馬の年齢の数え方Orchid oldest horse馬の長寿番付 – 馬は何歳まで生きられるのか

8 COMMENTS

新人獣医

いつも面白い記事をありがとうございます
”馬の5~6歳が人間の17歳にあたります。思春期真っまっただなかの人間の17歳と馬の5歳。うーん、合わないかな”に関して意見を述べさせてもらいます。精神的成熟度は周囲の環境、例えば家庭環境や教育の程度、社会との関わり等、に大きく影響を受けるとされています、ですので身体的成熟と精神的成熟はある程度分けて考える必要があると思いますがいかがですか?実際、戦中の若者と現代の若者の精神的成熟度を比べてみれば、大きな差があると思います(戦国時代でも江戸時代と比較しても分かりやすいかもしれません)。また身体的には、17歳であれば人間も十分出産は可能であり、馬の5歳と比べてもそこまで違和感はないんじゃないかと思います。あと5歳の馬って、まだまだガキっぽいところがあると思うんですがどうでしょうか?

返信する
管理人

新人獣医さん

はじめまして。
>身体的成熟と精神的成熟はある程度分けて考える必要があると思いますがいかがですか?
>実際、戦中の若者と現代の若者の精神的成熟度を比べてみれば、大きな差があると思います
おっしゃる通りですね。言われて気づきました。

◆精神年齢
戦国時代なら14~15歳で元服で初陣だったことを考えれば違和感はありませんね。言われて初めて気づきました。
5歳の馬はガキっぽいと思うこともあります。
『馬のきもち』という本にでは、5歳の肉体年齢を23.5歳、精神年齢を25歳くらいとしてます。精神年齢はヒトと馬の年齢ごとの特徴を踏まえて推定したもので、そうなのかなあとも思います。
成熟してからの年齢も時代や社会環境に左右されるのでしょうね。波平さんは54歳、マスオさんの同僚のアナゴさんは27歳ですから…

◆身体年齢
生殖ができる年齢を見ると確かに近いですね。
疑問なのですが、人間の生殖可能年齢は早まっていても、出産時の体の負担を考えた出産に適した年齢は昔も今もあまり変わっていないのでしょうか?

新人獣医さんのコメントを参考にさせてもらって、後ほど記事に追記しますね。
大変参考になりました。ありがとうございました。

返信する
新人獣医

正直人の医療に関する知識は不正確なので、あくまで生物学に基づいた考えです
生物学的に出産適齢期は、出生児に異常が生じないか(染色体、発育不全)、母体に悪影響が出ないかの二点を考慮して、推測されています。出生児の染色体異常のリスクは母親が若いほど少なくなります、母体に対する影響は、第二次性徴完了後であれば、35歳程度まではリスクは有意に大きくはなりません。ですので、現代であれば生物学的な観点によ出産に適した年齢は、医学的なサポートがあるならば第二次性徴完了後、ない場合、(近代以前)は20歳前後と言えると思います。遺伝的に早熟か晩成どちらが有利であるかは、時代ごとに異なりそうですね。医学が発達する前は早熟な個体が有利と考えられるので、昔は現代よりもある程度、早期の出産が可能であったかもしれません。
ふと思いましたが、現在のサラブレッドの早熟傾向を考えると短いスパンであっても、遺伝子の変化は人でもありえそうですね。
人の妊娠関係の話題は非常に物議を醸しやすいので、あくまでも生物学的視点からの意見ということをご理解願います

返信する
管理人

新人獣医さん

再度のコメントありがとうございます。
ちょっと書き方が中途半端ですみません。疑問は「適正な出産期」は若いうちの体の負担についての疑問でした。遅い時期の出産についての言及はセンシティブなので、なにかあったらまた対応します。戦前は50歳以降の出産も珍しくない程度にはあったことを考えると個人差を考慮してもいいような気がしていますが…

さて、「赤とんぼ」ではねえやは15で嫁に行き、おそらく若いうちに子供を産んでいる。身体的な負担を考えると年齢的にはそのくらいが限度だったのだろうと思っていたのですが、もう少し年齢が高くないと身体的負担があると聞いての疑問でした。

人間の適齢期が時代や環境によって変わるのであれば、生物学的な成長度も変わる。すると時代によって動物の年齢と人間の年齢の対応も変わるのかもしれない、と思った次第です。

短期間での変化は塩基配列の変化を伴わずにスイッチをオン・オフでコントロールする「エピジェネティクス」ですね。
おっしゃるように馬の早熟化を見ると、人間も気づかないうちに変化しているのかもしれませんね。

返信する
新人獣医

荒れそうだなと感じましたらコメントは早めに消しちゃってください(このコメントも含め)
配慮の無い書き方だったなと反省しているので…

管理人

新人獣医さん
こちらこそ、書き方がまずくてお気を遣わせることになりすみません。なにかあっても私が対処すればいいことですし、いろいろ考えるきっかけをいただけて本当に嬉しかったです。

このページをここまで読む人は冷静だと思うのでおそらく平気。消したほうがよろしければ、その旨コメいただけたら削除します。

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