合成オッズを活用して収支を改善! そのしくみと計算方法を解説

複数の買い目のオッズを、あたかも一つのオッズのように計算する合成オッズの解説記事です。ブラウザから電卓感覚で計算できる、こちらのウェブアプリのおともに。

合成オッズ計算機 電卓感覚で使えるwebアプリ

合成オッズとは?

合成オッズとは、いわゆる複数の買い目を合成した期待値(オッズ)のことです。馬券の複数の買い目のオッズを計算することで、あたかも一つの馬券のように何倍のリターンが見込めるかが、わかるようになります。

一点だけ買うなら、勝てばオッズそのままの額が返ってくるので、いくら賭けたらいくら返ってくるかすぐ分かる。しかし一つのレースで2つの買い目があった場合、話はややこしくなります。

もし2つが同じオッズならすぐに計算できます。たとえば2倍と2倍の馬券に同じ額、1000円を賭けた場合、賭け金は2000円となります。そしてどちらかが的中したら、2000円が返ってきてプラスマイナスゼロとわかりやすい。しかし同じオッズなんてことはまずないので、どれにいくら賭けたらいくらのリターンが期待できるかはきちんと計算しないとわかりません。

そんなときに用いられるのが合成オッズです。

複数の買い目を平均したオッズが分かれば、それぞれの目にいくら分配すればいいのかを簡単に判断できるようになる。したがって回収率の計算もしやすくなります。

合成オッズは競馬の投票券だけでなく、ボートレース、競輪、オートレースといった公営競技でも同じように使えます。

たとえば2.5と10.0の単勝馬券の合成オッズは2.0となります。オッズが2倍であれば、1000円を賭けて当たれば2000円になります。

そして1000円をうまく分配すると、どちらかの目で当たっても2000円になるように馬券を購入できます。

  • 2.5倍の目で2000円になるようにする⇒800円
  • 10倍の目で2000円になるようにする⇒200円

合計1000円を投じて、どちらかが当たれば2000円の払い戻しが受けられることになり、2倍のオッズとみなせます。

このように異なるオッズの買い目を合成すると、複数の買い目を一つのオッズのように扱えるようになります。

スマホのアプリやパソコンソフトを使えば合成オッズの算出と分配も一発でできますが、2点、3点の計算に起動するのも面倒です。そんなときに片手でちゃちゃっと計算できるのがこちらのアプリ。よかったら活用してください。

合成オッズ計算機 電卓感覚で使えるwebアプリ

合成オッズが使えないケース

当たりが複数ある場合は合成できません。複勝やワイドはもちろんのこと、単勝で①と馬単で①-②を購入するようなケースでも使えません。馬単で当たると①の単勝も的中になり二通りの当たりが出てしまうためです。

厳密には同じ種類の馬券(三連単なら三連単)で計算しますが、複数の当たりがなければ、異なる識別(馬券の種類)でも合成することはできます。

ただし他の種類の馬券と混ぜた場合、1倍を割ることがあります。つまりどうあがいても勝てない。なにが当たっても回収率がマイナスになる、いわゆるトリガミとなります。

 

合成オッズの活用法

合成オッズの活用法は、こちらの動画が非常にわかりやすいので見てください。

ツールを紹介してもらったから、というわけではなく、ほんとうにわかりやすいです。こういう説明ができたら、このサイトももう少しわかりやすくなるんですけどね。

 

合成オッズの計算式

合成オッズの計算式をみるとややこしく感じますが、やることは簡単です。

1÷(1÷オッズA + 1÷オッズB)

オッズの逆数をとって足し合わせて、その結果をさらに逆数にするだけ。

  1. それぞれのオッズの逆数を計算する
  2. 出てきた数字を足す
  3. 足した数字の逆数を計算する

逆数は1/オッズ = 1÷オッズ

例えばオッズが2.5倍と10倍のケースを考えます。

  1. 逆数を出す
    1÷2.5=0.4
    1÷10=0.1
  2. 足す
    0.4+0.1=0.5
  3. 逆数を取る
    1÷0.5=2

ということで、2.5倍と10倍の合成オッズは2倍になります。

計算式の意味

パリミュチュエル方式の公営競技のオッズは馬券の購入額と購入数の比率によって計算されます。

たとえば単勝でA、B、Cの3つに10人が1万円ずつ賭けると総額は10万円

  • Aに1人が賭ける
  • Bは4人が賭ける
  • Cは5人が賭ける

内訳を上のようにすると。

  • Aが当たったら、10万円/1人なので、Aを選んだ人は10万円をまるごと手に入れられる
    1万円が1万円になるので10倍
  • Bが当たったら、10万円/4人なので、Bを選んだ人は2万5千万円を手に入れられる
    1万円が2万5千円になるので2.5倍
  • Cが当たりなら、10万円/5人なので、Cを選んだ人は2万円を手に入れられます
    1万円投じて2万円になるので2倍

賭られた総額÷当たった際の馬券の数(金額)=オッズになります。そして購入された馬券の比率(=支持率)の逆数がオッズとなります。

10%、40%、50%の支持率だった場合、10倍、2.5倍、2倍となります。

10%=10倍、40%=2.5倍、50%=2倍

支持率を足し合わせれば10%+40%+50%=100%になります。

一方、オッズだけを足すと10+2.5+2=14.5となってしまいます。

合成オッズを計算する際に逆数を取っているのは、もとの支持率に戻してから足して、そこから改めて合成オッズを算出するためです。

逆数は1をその数で割るということ。

割り算は分母1あたりの数字を求める計算
割り算は分母1あたりに直した数字を求める計算です。

たとえば 時速(km/h)=距離(km)÷時間(h) ならば、1時間あたりに走れる距離=時速を計算しています(km/h)。

オッズ計算は、ある目の支持率を1にした場合(総取りした場合)に、元の何倍になるかを計算していることになります。

オッズをそのまま足しあわせても合成できないのは、オッズは元の支持率から計算された結果だからです。

分配方法

賭け金を合成オッズになるように分配するには、オッズごとに同じ払い戻し額になるように計算します。

合成したオッズが2倍で1000円を投じるなら、合成前の各々のオッズに合わせて2000円になるように配分します。端数の問題は生じますが、計算が正しければ、払い戻し額2000円になるように購入できます。

  • オッズA:2.5倍、オッズB:10倍
  • 賭け金:1000円
  • 当たった際の払戻額:2000円
  • A:2000÷2.5=800
    B:2000÷10=200

 

同じ識別(賭式)のすべてのオッズを合成すると、還元率になる

同じ賭け式のオッズをすべて足すと、還元率に等しくなります。還元率は、100から控除率を除外したものです。ようは単勝なら控除率が20%なので、還元率は80%となります

全部足すってどういうことかというと、ようは単勝ならすべての出走馬の単勝のオッズを合成すると、0.8になるというわけです。1を割ってしまう。

そりゃそうですね。全部の馬に賭けたら、胴元であるJRAの取り分だけリターンが減る。1万円を賭けたら、8000円しか返ってこない。つまり負けるに決まっています。しかも切り捨てがあるので、実際にはもっと少なくなる。

実際にウェブ合成電卓で計算をするとこうなります。

2020年12月27日(日曜)7R 2歳1勝クラス

馬番馬名単勝騎手名調教師名
1レイオブウォーター2.8吉田 隼人友道 康夫
2タケルジャック8.1団野 大成清水 久詞
3エンスージアズム3.4岩田 望来安田 翔伍
4ヴィジュネル7.7幸 英明渡辺 薫彦
5エイスオーシャン2.7荻野 極池江 泰寿

合成オッズ:0.7

単勝のみでは最低が0.8(切り捨てを含めると0.7)ですが、他の賭け式を組み合わせると、もっとオッズが下がります。トリガミ(的中しても収支はマイナス)にならないようにする。そして場合によっては、保険のためにある買い目は収支0になるようにして、跳ねるであろう他の買い目に資金を回す、ということもできます。

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