馬に危険な身近にある草木
少し前の話になりますが、福山市立動物園がこんなツイートをしていました。
サクラが少ないようですが……実は、これら全て食べてはいけないものです。身近な植物にも、毒になるものがあります。だから、草や葉っぱでも動物園の動物に勝手にあげるのはやめてくださいね。よろしくお願いします。#福山市立動物園 #こたえ pic.twitter.com/kPLlWLTfuu
— 福山市立動物園(公式) (@FukuyamaZoo) May 30, 2019
その辺にある草木にも、動物にとっては毒になるものがある。だから「草や葉っぱでも動物園の動物に勝手にあげるのはやめてね」という注意喚起のつぶやきです。
クイズに出題されていたのは、身近にある4種の草木。
- サクラ
- カエデ
- イチイ
- 菜の花
かわいい動物を目の前にしたら喜ばせたくて、手近にある植物を与えたくなりますよね。
が、これらの植物は馬の健康を害する可能性があります。
サクラにはシアン化合物が含まれていたり、イチイ属はタキシン というアルカロイドの一種を含んでおり、心停止や呼吸不全になるリスクがあります。菜の花は分かりませんが、おそらくアブラナ属だから。
これらの植物を馬が食べると、量によっては致命的になることがあります。
一口二口くらいでどうこうということはないですし、同じ属でもちがったりします。実際、すべてのカエデが危険というわけではないようです。
しかし危険かどうかに拘わらず、動物のためを思うなら勝手に餌を与えないのが正解。
馬によろしくない草木、ほかにもあります。
餌を食べさせてあげたいのなら、馬とのふれあいイベントや許可された場所で、管理している人の指示のもとに行ってくださいね。
馬に限らず、餌は健康管理のもっとも重要な部分ですから。
ごめんなさい、動物たちにえさをあげられるのは飼育係だけです。
飼育係は、野生で食べているものの代わりになるよう、日本でふつうに入手できるもの中から、栄養バランスや量、そしてタイミングまで考えて、えさを準備しているのです。 pic.twitter.com/OB6E2KAn5x— 上野動物園[公式] (@UenoZooGardens) July 26, 2019
Equine Toxcity Series: Poisonous Plants to Horses|テネシー大学
馬のおやつ 与えていいもの、いけないもの