加えるに馬と書いて「駕」

加えるに馬と書いて「カロ馬」ではなく、「駕」。

意外と読み方に悩んでいる人がいたので項目を作ってみました。

音読み:ガ、カ

    訓読み:の(る)、かご

 

駕(が)

コトバンクより

馬が引く車や駕籠(かご)。

[漢字項目]
[人名用漢字] [音]ガ(慣)
1 乗り物。また、馬車などに乗る。「枉駕(おうが)・車駕・宝駕・鳳駕(ほうが)・来駕」
2 他より上に出る。「凌駕(りょうが)」
[名のり]のり
[難読]駕籠(かご)
出典 小学館デジタル大辞泉について

大辞林 第三版の解説
が【駕】
乗り物。馬がひく車やかご。
[句項目] 駕を枉げる

出典 三省堂大辞林 第三版

 

駕する(がする)

コトバンクより

[動サ変][文]が・す[サ変]
1 車・馬などに乗る。「輦輿(れんよ)に―・する」
2 他をしのぐ。他より優位に立つ。
「近代名家多しといえども力(つと)めて之(こ)れに―・せんとせば」〈逍遥・小説神髄〉

 

使われ方(用例)

歴史物では「駕籠(かご):駕籠 – Wikipedia」が、現代では「凌駕する」がよく使われますが、かつては「繋駕競走」なるものが競馬で行われていました。

「繋駕速歩競走(けいがはやあしきょうそう)」というやつで、馬につないだ二輪車に騎手(ドライバーと呼ばれる)が乗って競争していました。海外では繋駕競走のレースのほうが多い国もあります。

繋駕速歩競走 harness race trotter 競馬

サラブレッドレースの襲歩(しゅうほ:ギャロップ)とは異なる速歩(はやあし:トロット)という走り方をするため、速歩に秀でる馬の品種が用いられています。

上の動画では普通の速歩とも違って、側対歩という同じ側の前足と後足を同時に動かす走り方をしています。

人間で言うと「なんば歩き」をしています。

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