子どもの習い事としての乗馬

子どもに乗馬を習わせるメリットとして、身体面での発育と、情操教育としての精神面での成長が挙げられることが多いと思います。

動く馬の背でバランスを保つためには何よりも姿勢が大事。姿勢が悪いと下手をすると落ちるので、嫌でもよくなります。いわば全身運動なので体力も使いますし、バランス感覚も身につきます。

情操面では、動物と接することで個性を理解して信頼関を築いたり、動物への愛情が育まれます。あの大きな体の手入れを通じて、動物の世話をする習慣も身につきます。

細かくみればもっと多くのメリットを挙げられますが、子どもがどれだけ乗りたがっているか、楽しめそうかを考えたほうがいいかと思います。

デメリットは落馬したり蹴られたりの事故のリスク。子どもには安全な馬があてがわれますし、体が柔らかいうちなら落馬も大きな事故にはつなりにくい。

しかし事故はありえます。とはいえどんなスポーツでも事故は起こりうるので、乗馬だけが特別危険というわけではありません。

小学校の組体操でも後遺症の残る事故は起きています。

 

費用と始められる年齢

何歳から乗馬を習わせられるかは乗馬クラブによって異なります。目につくのは小学校1年生からOKのクラブ。

費用はお稽古ごととして考えると高めになります。

しかしジュニア料金で平日なら会費込みで2万円程度で乗れるところがあるので、想像されているよりは安く抑えられます。

競馬場に通える距離にお住まいなら、JRAの乗馬スポーツ少年団に入れれば保険料と、数千円の年会費で土日・学休日に乗せることができます。

 

どんなクラブがいいか

どこのクラブに通わせるかは、体験乗馬で子どもへの接し方を親の目でみて判断するしかありません。

同世代の友達ができるという点では、ジュニア会員が多いクラブがいいでしょう。

大人に混ざってのレッスンばかりでなく、同じ目線で話せる友達ができると、より充実した乗馬生活になります。

 

乗馬キャンプに行かせてみるのも一つの方法

子どもが馬に馬に興味を抱いたけれど、どの程度やる気があるのか分からない。そんな時は夏休みなどの長期休暇に開催される乗馬キャンプに参加させてみるのも一手です。

騎乗だけでなく飼い付け(餌やり)や馬房の掃除などの馬の世話もするため、「乗る」だけではない馬との付き合いを学べます。

乗馬キャンプで実際に馬に触れた子どもの感想を聞いた上で判断できるので、まずはキャンプに参加させるのは選択肢として悪くありません。

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