最近というわけではありませんが、50歳を超えてから乗馬を始める人が増えています。なかにはリタイアしてから始めるという人もいます。
一口に乗馬といっても楽しみ方も目的もさまざま。
競技志向でなければマイペースで構わないですから、自分だけの目標を決めて練習すれば、何歳でも上達します。
乗馬のメリットはたくさんありますが、健康の観点から考えると、激しい運動ではないのに運動量が多いことだと思います。
馬の動きに合わせてバランスをとるためには姿勢を正しくする必要があるので、体幹が自然と鍛えられます。
また、乗馬はホースセラピーとしても利用されているように、ストレス解消やセラピー効果もあります。動物の動きに合わせる、言葉を話さない存在と言語を離れたところでコンタクトをとることの意義は大きいのでしょう。
乗馬を始める動機はさまざまだと思います。いくつになっても遅すぎることはありませんが、年齢が上がるとリスクは高まります。
シニア歓迎の乗馬クラブを選ぶべし
乗馬は何歳になってもできるスポーツです。上達は若い人ほど早くはなくても、何歳になっても上達します。
しかし50代、60代で始めるとなると、やはり若い世代に比べてリスクは高くなります。特に落馬は体が柔らかい年代よりも怪我につながりやすくなりますす。高いところから落ちる怖さから、トラウマになるケースも有るようです。
「乗馬に落馬はつきもの」というと、「落馬を前提にしたらいかん」と叱られるのですが、気をつけていても落馬はありえます。
落馬のリスクがあるだけでなく、上達速度も人によって大きく異なるので、シニアから乗馬を始める人には若い世代よりも慎重な指導が必要になります。
「自分は50代だけどまだシニアじゃない!」という人もいるかと思いますが、50代から乗馬を始める人向けに、シニア向けの体験コースを用意している乗馬クラブもあります。
今はどこのクラブでもシニアを歓迎していますが、積極的に受け入れているクラブなら安全対策もしっかりしていますし、シニアで始める人への指導の経験も豊富なので安心してレッスンに望めます。
大きな動物だけに、実際に乗ってみたら怖いということもあると思います。合う合わないもあります。そういったことは体験してみないことには分からないので、興味を持たれたなら体験乗馬に参加してみてはいかがでしょう。