馬が生まれてくる時、蹄には蹄餅(ていぺい)と呼ばれる、ぶよぶよの物体がついています。蹄餅は蹄を母馬の子宮や、生まれてくるときに産道を蹄で傷つけないようにするためのもので、生まれるとじきに取れてしまいます。
こちらのビデオでは、生まれた直後、一時間後、一日後の蹄の様子が写されています。
エイリアンに出てくるモンスターみたいという人がいましたが、拡大してその部分だけみると、たしかにグロくみえてくる…
蹄餅(^^) pic.twitter.com/dPUW9wV8qW
— farriers..❪智♪*❫ (@dogskoro) February 23, 2017
この蹄餅、有蹄類(蹄のある哺乳類)であれば奇蹄目・偶蹄目を問わず、ついていると考えていいそうです。つまり牛馬だけでなく、キリンとかカバとかにもあるとのこと。
馬以外の動物の蹄餅
牛
生まれたばかりの子牛のヒヅメの裏はぷにぷにで盛り上がっています。
これ、蹄餅(ていぺい)と言います。
生まれる時にお母さんの産道を傷つけないように柔らかくなっているんですね。
この蹄餅は1週間もすれば磨り減ってなくなります。 pic.twitter.com/V2wAsaD8qJ— 田中あつみ 但馬牛飼い精肉店【田中畜産】 (@tanatiku) October 23, 2015
シカ
蹄を持つ動物は、お母さんの子宮を傷つけないように蹄の先に蹄餅(ていぺい)という柔らかい組織をつけて産まれてきます。8/7産まれのヤクシカの赤ちゃんは、夕方にはほとんどがはがれて残りわずかになっていました。かわいいですよ。会いにきてね pic.twitter.com/SXPxuGo0kK
— 多摩動物公園[公式] (@TamaZooPark) August 15, 2016
カバ(落とし物)
カバのあかちゃんはお腹の中にいる時は爪にカバーがついています。
生まれてまもなく自然に取れるので、プールの中に落ちてしまいましたが、掃除の際にいくつかは見つけることができました。
下のマットは1マス1センチです。#旭山動物園 #asahiyamazoo#カバ #hippopotamus#カバのこども pic.twitter.com/N1EtJYTFLH
— 旭川市旭山動物園[公式] (@asahiyamazoo1) January 29, 2020
胎餅(たいぺい)
牛や馬が生まれてくる時に一緒に出てくるものに、胎餅(たいぺい)もあります。くわえて出てくるわけではないものの、マウスピースと呼ばれているとのこと。