東京オリンピック2020 - 馬術会場

五輪オリンピック

2020年東京オリンピックの馬術競技は、馬事公苑と海の森クロスカントリーコースの二箇所で行われます。馬術競技のほとんどは馬事公苑で行われ、総合馬術二日目のクロスカントリーのみが海の森で行われます(パラリンピック馬術競技は馬事公苑のみ)。

2018年6月現在、馬事公苑は改装中、クロスカントリーコースは建設中のため、どちらも見ることはできません。

 

馬事公苑会場(Equestrian Park)

2016年12月31日に改修のため休苑。2017年から東京五輪の馬術競技向けて、改修工事が始まっています。

2020年のオリンピックには馬場馬術・障害飛越・パラリンピック会場としては用いられるものの、閉会後もしばらくは改修工事が行われます。オリンピック開催期間の工事休止期間を含め、改修工事の期間は6年間。再開は2022年秋頃の予定。

他の64年の東京五輪施設と同様に全体が老朽化しているため、工事が大規模化。

馬事公苑では馬場馬術、障害馬術、パラリンピックの全ての馬術が行われます。

海の森クロスカントリーコースで行われるのは、総合馬術の2日目のクロスカントリーのみ。

馬事公苑は、馬事に関する知識向上などを目的として昭和15年に開苑しました。現在は日本中央競馬会が運営する馬事普及の拠点です。 18ヘクタール(東京ドーム4個分)を超える敷地面積に、さまざまな馬関連施設のほか、1年を通じて四季折々の花々が咲く、多くの人たちに親しまれる憩いの空間になっています。

1964年大会でも馬術競技が行われています。また、JRA競馬学校が千葉県白井市に開校するまでは、中央競馬会の騎手養成のための長期騎手講習も行われていました。

 改修計画では敷地内の北エリアに事務所や物販店、飲食店が入るメインオフィス(S造3階建て延べ約6740㎡)や管理センター(S造3階建て延べ約6060㎡)、審判棟(S造2階建て延べ360㎡)、二つの厩舎(RC・S造平屋延べ約1190㎡と同約1670㎡)を整備。S・RC造3階建て延べ約8670㎡のインドアリーナも新設する。南エリアには事務・JRA職員寮(S造3階建て延べ約1560㎡)と厩舎(RC・S造2階建て延べ約1800㎡)を整備する。
 馬事公苑(東京都世田谷区上用賀1の1ほか、2の1の1ほか)の敷地面積は約19万1000㎡。改修後の総延べ床面積は約4万1380㎡(改修前:約3万5320㎡)。前回1964(昭和39)年の東京五輪で馬場馬術競技の会場として使用されている。
20年には五輪で馬場馬術と総合馬術、障害馬術、パラリンピックでは馬術が行われる。
 改修計画では、施設整備以外に苑内のはらっぱ広場やナチュラルアリーナ、サクラドレッサージュなどの既存樹木を可能な限り残す。正門付近や放牧場、はらっぱ広場などにある大径木も保存する。五輪開催以外にも地域に開かれた「緑の憩いの場」として、地域住民により親しまれる施設にする。
 東京五輪前の準備工事、解体工事、第1期工事は17年1月に着工。19年秋までの34カ月間で工事を完了する。第2工事を含めた全体完成は22年11月を予定。設計・施工は大成建設と山下設計の連合体が担当している。再整備に当たり、JRAは15年12月にDB(設計・施工一括)方式で「馬事公苑整備工事」の入札を実施。大成建設らが293・9億円で落札し、16年1月から設計に入っていた。

【東京都世田谷区】
〒158-8523
東京都世田谷区弦巻5-29-6
JRA馬事公苑
電話:03-3429-5101

【栃木県宇都宮市】
〒320-0856
栃木県宇都宮市砥上町321-4
JRA馬事公苑 宇都宮事業所
電話:028-647-0650

アクセス

東急田園都市線「桜新町駅」下車徒歩約15分
小田急線「経堂駅」下車徒歩約20分
東急バス 渋23、渋24「渋谷駅」から乗車、「農大前」下車徒歩約3分
小田急バス 渋24、渋26「渋谷駅」から乗車、「農大前」下車徒歩約3分
東急バス 園02、用01「用賀駅」から乗車、「農大前」下車徒歩約3分
東急バス 等11「千歳船橋駅」から乗車、「農大前」下車徒歩約3分
公共交通機関をご利用ください。
所在地
東京都世田谷区上用賀二丁目1番1号

 

海の森クロスカントリーコース

総合馬術の二日目のクロスカントリーのみが海の森クロスカントリーコースで行われます。

1964年大会では総合馬術は軽井沢総合馬術競技場

自然の地形に溶け込ませた障害をこなしながら、6km前後のコースを駆け抜ける。


この場所は、豊かな緑で覆われた埋立地で、東京湾のすばらしい眺めとドラマチックな都市景観を一度に楽しむことができます。 大会時には、馬術のクロスカントリーコースが仮設で整備されます。大会終了後は、「海の森」として都民の憩いの場として利用されます。

 建設地には、都が東京湾の中央防波堤内側埋め立て地で造成を計画している「海の森公園」の敷地を暫定活用する。環境影響評価書によると、芝の競技コース(距離約6キロ、幅員約15メートル)や、ウオームアップエリア(面積約5300平方メートル)などを配置する計画だ。

今回の工事では盛り土5220立方メートル、切り土3260立方メートル、支給土運搬2120立方メートル、高木移植87本、低木移植237本、雨水排施設工、仮設設備工、芝コース整備工、樹木管理などを行う。工期は18年7月31日まで。

海の森クロスカントリーコース整備入札公告 ~ 日刊建設工業新聞

アクセス

最寄バス停から片道30分! 「海の森」はまさに東京の辺境だった  Jタウンネット

都営バス 波01「東京テレポート駅前」から乗車、「環境局中防合同庁舎前」下車徒歩約20分
(このバスは、「テレコムセンター駅」を経由します。)
JR京葉線・東京メトロ有楽町線・東京臨海高速鉄道りんかい線「新木場駅」からタクシー利用約15分
東京モノレール「流通センター」からタクシー利用約15分
公共交通機関をご利用ください。
所在地
東京都江東区青海三丁目地先

 

東京五輪馬術は夜間開催も検討

2020年の東京オリンピックは7月24日から8月9日までと夏真っ盛りの17日間行われます。

もっとも暑い季節でヒートアイランド現象の本場東京での開催のため、国内外から参加選手の体調を懸念する声が上がっています。

馬は暑さに強いとは言えないため、国際馬術連盟(FEI)のデボス会長は、種目によっては夜の開催も検討していると語っています。

 2020年東京五輪で課題の暑さ対策として、国際馬術連盟が異例の夜の競技開催を検討していることが15日、分かった。リマで取材に応じた同連盟のデボス会長(ベルギー)が「馬にとって、どの時間帯が最良か気象データを踏まえて検討している。いくつかの種目は気温の下がる夜になるかもしれない」と述べた。

1964年東京五輪で使われた馬事公苑(世田谷区)を改修して会場とする。馬事公苑は住宅街に囲まれており、夜開催の場合は照明の設置によるコスト増や周辺住民への配慮が検討課題になり、同会長は「大会組織委員会と協力しながら調整を進めていく」とした。

同連盟関係者は、改修が終わる19年にテスト大会を実施する見通しを明らかにした。

【東京五輪】馬術は異例の夜開催も 暑さ対策検討 – 産経ニュース

 

まともとは言えない2020年東京オリンピックの開催時期

2020年は冷夏になる可能性もあれば、猛暑になるかもしれません。一年先どころか半年先のことすら人智の及ばぬところ。

記録的に暑くなるかもしれない時期である「7月24日から8月9日」という夏真っ盛りに「運動競技」を行おうということ自体がおかしな話です。いい勝負を見たいのならば、パフォーマンスの上がる涼しい時期に行う方が適しています。

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暑い盛りに開催される理由は、おそらく欧米のスポーツシーズンが関わっているため。日本では民法NHK合同で放映権料を負担していますが、アメリカのテレビネットワーク「NBC」は一社だけで日本の倍以上の放映権料を支払っています。

アメリカでは6月まではNBA、9月からはNFL、NBAが開幕。そのためスポーツの谷間となるのは7月、8月。ヨーロッパでもサッカーの各リーグのシーズンの谷間となるのが7月8月。

東京は1964年に建設された施設の更新・建て替えが必要なため、どうしてもオリンピックを誘致したい。

そんな思惑が合致して決まったのが2020年の真夏開催。「大人の事情」と表現されることもありますが、有り体に言えば、金のためなら選手や観客の健康は二の次ということ。

お金が大事、施設の更新が優先と明示した方が、施設建設の紆余曲折が減って、そのぶんコスト削減ができそうなものですが、そう言えないのが大人の事情。

過去にもアトランタオリンピックやアテネオリンピックといった暑い場所での開催もあるにはあります。

どのみち大会が近づけばメディアも迎合して、オリンピック一色になることでしょう。批判などしても一文の得にもならないため、「選手の健康への影響が懸念されます」「観覧になる方は水分をしっかりとってください」といった言い訳程度の決まり文句だけが並ぶのは目に見えています。

こう言い切る根拠は夏の甲子園。高校野球「夏の甲子園」は暑いさなかの真っ昼間に開催されています。甲子園球場はベンチにはクーラーを接地するなど徹底した対策をしています。しかし観客暑は暑い中に長時間いることになります。

当然ながら一番暑い時期に開催することへの疑問を呈する声はあります。しかし大手メディアが真っ向から批判することなどありません。そんなことしても儲からないから。「せいぜい熱中症が心配されます」程度です。

 

対して1964年東京大会が行われたのは10月10日から10月24日の15日間。涼しくスポーツに適した時期でした。

馬術競技が行われたのは東京馬事公苑と軽井沢総合馬術競技場。総合馬術のみが軽井沢総合馬術競技場(現在の風越公園)で行われました。

せめて今回も総合馬術だけはもっと涼しいところにすればよかったのではないでしょうか。

軽井沢総合馬術競技場

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