サンタアニタパークの馬の連続死亡事故。ムチ不使用騎乗デーは延期

サンタアニタ競馬場

むち不使用デーは延期になっています。更新忘れてて失礼。

すでに報道されているのでご存知と思いますが、サンタアニタパーク競馬場で昨年2018年12月から今年4月までに23頭の馬が死亡するという連続死亡事故が起きました。なんど馬場を調査しても異常はなく、原因は不明なまま。ロス地検が捜査中の状態。

とりあえず馬場を改修した上で、鞭の使用やレース当日の薬物使用などは動物福祉に配慮する方針で競走を再開しています。サンタアニタダービーも無事開催し、死亡する馬が出ることなく無事終了。

12日の開催では、騎手が鞭を不使用で騎乗することをジョッキーギルドが申し入れ。鞭を使わずに騎乗したデータを収集する。

 

この件はどう書くか悩んでいるうちに次々と情報が増え、時系列もよくわからなくなってしまい、結局書かずじまいで放置していました。

が、今週12日にジョッキーが鞭不使用でレースに騎乗するというニュースがnetkeibaで報じられたので、ちょろっと書くことにしました。「調査→再開→事故」の流れが何度かあるため、時系列にすると原因究明より開催を優先しているように見えて非常に印象が悪い。

記憶とメモがごっちゃになっているので、間違いがあれば教えてください。

(4月9日時点での情報をもとにしています)

連続死亡事故のおおざっぱな流れ

  • 2018年12月26日 1頭目死亡
  • 2019年2月25日 19頭目の死亡
  • 2月25日~26日トラック閉鎖・検査で異常なし
  • 2月28日 開催再開
  • 3月2日 20頭目の死亡:Eskenforadrink
  • 3月5日 21頭目の死亡:Lets Light the Way
  • 3月6日 開催中止
  • 3月8日 一部の調教コース再解放
  • 3月11日 メインコースを調教のために再解放
  • 3月14日 22頭目の死亡:Princess Lili B
  • 3月14日 調教でも安全のため以外の鞭の使用禁止(レースでの薬物禁止も明言)
  • 3月28日 カリフォルニア競馬委員会で投薬・鞭使用規制で合意(パブリックコメントを募っているところ:実際に施行されるのは半年くらい先)
  • 3月29日 レース再開
  • 3月31日 23頭目の死亡: Arms Runner(これ以降死亡事故なし)
  • 4月5日 ジョッキー・ギルドが鞭fなし、もしくは不使用での騎乗を12日にテスト的に行うことを伝える書簡を関係各所に送付

事故の原因は不明なまま

薬物が原因なら他の競馬場でも起きているはず。

トラックは問題なしという診断(改修はされた。改修後の死亡は一頭だけ)。

鞭の使用が原因ではない(とジョッキー代表は主張)。

鞭の使用規制と薬物禁止の内容

カリフォルニア州競馬委員会は、3月末に今後の鞭の使用の制限とレース当日の薬物禁止の方向で合意しています。

鞭の使用規制に関しては、競馬委員会で騎手の代表は研究が必要と延期を主張するものの通らず(ここで変わらないと存続すら危うくなるという理由)。

鞭の使用制限

  • 鞭は馬と騎乗者の安全のためのみ使用可能
  • 調教助手(エクササイズライダー)もこの制限を受ける
  • 調教は3月中旬からこの方針で行われている
追い出すための鞭は禁止だが、よれたりする場合には使える。一般的な基準を用いるなら、手綱から手を離さずに鞭を入れるのはOKか?肩ムチまで禁止かどうかは調べてない。これまでは連続使用は1度に3回まで。インターバルを置いたらリセット。

薬物の使用規制

  • レース当日は薬物禁止
  • 2018年以降に生まれた馬はラシックス禁止
  • 2018年より前に生まれた馬は現在の半分までOK
薬物は禁止となるが、利尿剤で運動誘発肺出血(EIPH)予防に効果があるとしてアメリカでは使用されていたラシックス(サリックス:一般名はフロセミド)の使用は、生まれ年による猶予あり。

 

現在の状況

  • 現在は馬場が改修されてかなり遅い馬場になっており、これまで行われたレースは軒並み記録的に遅いタイム
  • サンタアニタダービー2019の勝利馬ロードスターの調教師ボブ・バファートは現在の馬場を「深くて遅いが安全。これこそ我々が求めていたものだ」と歓迎
  • 12日はすべてのジョッキーがテストケースとして鞭を持たずに騎乗
  • 鞭なし騎乗後にジョッキーからの聞き取りをし、データを取る

鞭なし騎乗実施日とプログラム

発走:4月12日金曜日午後1時発走
騎手:鞭をもたない、または使わない

サンタアニタパーク競馬場

4月12日プログラム

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