シャイアー馬
Shire Horse
品種 | シャイアー馬、シャイヤーとも (Shire Horse) |
---|---|
原産国/地域 | イギリス・イングランド |
毛色 | 青毛、芦毛、鹿毛(牝馬は粕毛、地域によっては栗毛も) |
体高 | 平均178cm (17.2 hh)(173cm 17hh 以上) |
体重 | 種馬は850kg ~ 1,100kg |
用途 | 輓馬 |
分類 | 重種・冷血種 |
関連品種 | クライズデール、ベルジャン |
シャイアー(日本馬事協会ではシャイヤー)は足元のふさふさした毛が特徴で、非常に大型でおとなしい重種。体重は1トンを超えるものもあり、最大では5トンの荷車を引けるとも言われる。
頬骨は小さめで鼻が長く湾曲している。四肢はたくましく、胸は幅広く胴は短めでコンパクト。大きいわりに動きも軽快。
甲冑をつけていた時代の騎士を乗せていた「グレートホース」と、1066年のノルマン・コンクエストでもたらされたフランダース地方の馬(現在のベルギー・フランス北部・オランダ南部の馬:現在のベルジャンにも連なる)との交配でシャイアの原型がつくられたと考えられている。
大型で力の強いシャイアーは、石炭やエールの運搬に用いられていた。
現在では荷車をひくことはないものの、馬車をひいたり乗馬やショーに用いられる他、王室騎兵隊(Household Cavalry:HHC)のパレードのドラム馬としても目にする。